乳児期の教育
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日本同盟基督教団 川西聖書教会 育児講座      第2課 育児の特徴      

(幼児期の教育の重要性)

出エジプト記2章1節〜10節。

人間にとって最も重大なのは3歳までの環境にあると言われています。

イスラエル民族をエジプトから救出したモーセは約3歳までその母からイスラエル民
族として教育された。その後のエジプト人としての宮廷での37年に渡る英才教育はその民俗意識を変えることが出来なかった。この事から子供の教育には3歳までに成さねばならない基本的な面と、その後の教育で補うべき側面のあることを知る必要がある。その基礎的な面とは、自分が何であるかという自己理解、自画像、を無批判に幼児に与えてしまうことにある。

例話→狼少女

インド東方の町ミドナプールに孤児院を運営しながら宣教していたインド在住イギリス人J.A.L.シング牧師がいた。1920年10月17日近隣のジャングル、モーバニ・レー地区ゴタムリ村で狼に育てられていた2人の少女を救出した、というより捕獲した。120km離れたミドナプールの孤児院に牛車で運び3ヵ月後ようやくのことで頭にもつれていた髪の毛の固まりを取ることができた。8歳と推定される年長の子をカマラ、1歳半と推定される年少の方をアマラと命名した。生肉や腐肉を好み凶暴で狼そのもので牙を(歯と顎の形が変形していた)むきだして唸り、爪で引っかき、夜行性で嗅覚、視覚、聴覚や吠え方四つんばいでの走り方等はまさしく狼であった。食事は口のみでなし、塩分も水分も取らず汗することもなく暑さ寒さも裸で平気であった。何度も逃亡を試み排便はところ構わず生涯四つんばいであった。1922年シング婦人の懸命の努力にもかかわらず一言の言葉を覚えること無く年少のアマラは1922年9月21日赤痢と腎臓炎で死亡した。残された年長のカマラは救出後4年をへてようやく5つの言葉を話した。5年をへて色に関する観念を持ち名前で他の子供たちを識別出来るようになった。また自分のお皿やコップを判別できるようになった。6年を経てようやく着衣するようになり7年をへて30余りの言葉と短文を話した。ようやく生肉を食することをやめるよになり、悲しみなどの人間的感情を持つようになったが1929年9月26日原因不明の病気となり11月14日朝4時尿毒症によって死亡した。推定年齢17歳。

シング牧師の言葉「彼女は人間の子供としての成長に関しては、いわば3、4歳の幼児であった。狼のような生活から人間の生活へと、実際の年齢よりは何年か遅れてのろのろと発達したこの少女に関する魅惑的な研究は死によって中断することとなった。私はいま、人間に関する二つの要因、すなわち遺伝か環境の影響かと言ったことをいずれに決めるかは、あなた方にお任せしたいと思う。」                     

J.A.L.シング著 野性児の記録1 狼に育てられた子  中野善達 清水知子 訳

発行所 福村出版株式会社 1977年発行 (1000円)

狼に育てられた子供の現実は子供を育てるものにとって重要なことを教えています

。人間は生まれたままでは動物と何ら変わらないと言うこと。人間として育てることが
必要であること。育てる時期を逃すと後からでは修正が効かないことです。  
 そこで、育児の時期に適した育児のあり方を考えることにいたしましょう。

1)胎児期(森脇独特の育児のための分類期間→一般と違う)

妊娠から出産までの期間は、育児にとって殆ど考慮されていなかった期間です。しかし、最近の医学の進歩で大変重要な期間であることが判明しました。お母さんに起こった重要な心理的動揺が胎児の発育に影響することです。            
しかし、問題はストレスや栄養失調ではなく、母親の胎児に対する愛情が重要と言われています。文字通り母親と胎児は一体であり母親の体内における神経の伝達作用をつかさどる各種のホルモンによる影響を直接受けるためと言われています。
・体内で、母親に愛された胎児は健全でたくましく、逆に愛されなかった胎児は障害を持ち安くなることが判明しているのです。
参考図書T・バーニー著 小林 登訳 「胎児は見ている。」 祥伝社
注意する病気等

風疹、トキソプラズマ(妊娠後の感染で無いときは心配不要)、事故等

2)乳児期(0歳〜2歳)                             

大変重要なことは、この時期にかなりの記憶力と思考力認識力を持っていることを親は認識することです。
この期間に母親との間の信頼関係を持ったことそうで無い子は成長後に大きな違いが生じます。
 
基本的信頼→20歳前後に発病する精神病の原因の多くがこの基本的信頼の不足に有ることが判明しています。乳児期は記憶が無いと侮らず大切に、犠牲をいとわず育てましょう。  
 
 参考図書 赤星 進 精神医療と福音 聖文舎 1977年
 
☆信頼=霊的資質の基本→この時期には特に母子の信頼関係を築きましょう。
これが育児の霊性そのものとなり、今後その子がどのように生きるかを左右します。
 
・乳児期の信頼関係は→何でもそのまま受け入れる。と言う形で現れる。
体→食物→そのまま食べる。咀嚼力がない。
・なんでも口に入れる。
・何でも触る→火傷。
・どこでも飛び出す→事故
・水にも飛び込む→事故。
自分で自分の体を調整する→暑さ、寒さに適応する。毛穴。
・理性→そのまま受け入れる。意識がない。自分のものとなる。
・落とし穴→テレビ、悪い言葉、                    
・しぐさ→習慣
・言葉→ 言語教育→バーソルド→英語→〇〇〇〇ちゃん。3歳。上手。
音楽芸術教育→絶対音・ピアノ、ギターの調弦
宗教教育→モーセ、サムエル、ダニエル・聖書の霊的天才。
          聖書に登場するこの偉大な預言者はいずれも幼児期のみ母と家族に
                  養われ、幼児期にはいずれも不幸な境遇で育てられた。
                鍵となるのは2歳までにどのような育児を施されたかであると結論するに
                        十分な例である。
 
白紙の紙に自由に何でも書ける。
今日の問題→テレビを見させる→恐ろしい。
幼児にはそのまま入ってしまう。

暴力、セックス、いじめ、悪い言葉。

ドラエモン、キテレツ、チビまるこちゃん。

恐ろしい→姉・5歳までテレビなし。           
弟・テレビアリ→言葉が悪い。

☆0歳から3歳までの知能の発達は4歳から17歳までの知能の発達と同じです。と言うことは、子供の知的能力の50パーセントが3年で決定し、残りの50パーセントは13年かかって完成するのです。それは子供の習慣、霊性、能力についても言えることであす。その子の持てる能力の100パーセントを目指すならば0才から三才までが勝負と言えるでしょう。

参考図書 幼稚園では遅すぎる 井深 大(ソニーの会長)ごま書房
乳児は見たものも、聞いたものも、触ったものも全てをそのまま受入れます。批判力も判断力も有りません。この時期に性格も形成されます。細心の注意をはらって育てましょう。

☆天才の育て方。

食事→母乳が一番→注意→狼の乳→狼→肉食、夜間の目、体の汗

歯の生えかた、歯茎の色赤。

牛の乳→ミルク→大きな体、肉体労働、強い筋肉。

小さな頭、怒る性格(肉食獣)

人間の乳→人間になる。        ↑

菜食→肉は一日に大人で50〜80グラム(タンパク質の元)

→出来れば→白身の魚

温和→草食獣。

刺激→リハビリの結果→エリヤくんの手助け→良き学び。
フラッシュカード→0.3秒。

音楽・芸術、物語→暗記力。

愛情→遊ぶこと→ねえ、遊んで。
こそばす、振り回す、走り回る。
目を見る。
天才にする秘訣→父親が乱暴な遊びをする。(特に男児に必要)  
・言葉→大人の言葉で話す→当然。
どんな事が合っても約束を守る。
ささいなことをおろそかにしない。(子供には大事なこと)

結果・意欲か出る→漫画を買う、ドラエモンのビデオ。

親の約束を疑わない→自分も守る。
叱ると親子の信頼関係が増すことが多い。
叱られたあと抱きついてくる→。愛を持って叱る。

参考→わが子を天才に育てる本。  ジェイク・アンソニー著 金沢大子訳。

徳間ブック 760円                  乳児期、幼児期の病気

結核→ツベルクリン反応とBCG、百日咳、ジフテリヤ 、破傷風、ポリオ、麻疹、風疹お多福風邪、

日本脳炎→予防接種は出来るだけ早く、体調の良いときに受けておく

三種混合(安全)・新三種混合(MMR)は特に要注意(危険)

体罰はこの時期に有効→根拠・言葉による意思の伝達が困難。安全と躾けに非常に有効

注意点→言葉で理由を説明する。(愛情を感じる。)体罰ののちに子供が抱き
ついてくることが良い体罰の原則。(逃げて隠れるときは愛情不足)
3歳からは明確な約束違反に体罰の約束をして罰を加える。
事故に注意

交通事故、水、口に入るもの等等

3)幼児期(3〜12歳)     この時期には乳児期に入ったもので知識を取捨選択できる。

 自己形成期→そのまま受け入れずに。自分の言葉、理性で取捨選択する

子供の人格を認めて→命令ではなく、相談する。

甘えたい、わがままを通したい、すぐにすねる。→素直でない。

叱らないで→話し合う。
この時期には子供の人格を認める→中学生では遅すぎる。
本人の意思、を尊重する・先生や、友人に気をつける→批判しないで。
ほめて、自分で判断できるような材料を提供する。
(批判に影響され偏見を持ちやすい。)
・体→目ざましい成長

・理性→頭の回転が早く、柔らかい、記憶より、思考力を大切にする。

・魂→乳児期に得たものの見方、知識によって素直に成長する。

(悪いものが入っているとそれが成長する。)

4)青年期13歳〜18(20歳)

前期、中期、後期に別れる。

独立準備期→世話を焼かれたくない→家庭内暴力。

指導されたくない→自分でしたい→言われるとしない。

☆→是までに指導しておく。

躾けておく。→躾け糸→服=人間の。

複雑→親に頼りたい気持ちと独立したい気持ちが同居している。
その両者を判別して→満足を与える→出来ることを選んでさせる。
理解されることを嫌う                            
・無視されると起こる。
お仕着せがましいことを嫌う→苦労話はしない。
(親が楽しみ、夫婦が愛し合った

生き生きとした生きかたの見本が欲しい。)

この期間を上手に過ごすと→親と対等の人間として→親に向かってくる。

人の立場で考えられる。

親の立場                                
 体理性魂

頭を良くする食事・受験に備えて

脳のエネルギー消費(身体全体のエネルギーの)幼児50%子供30%大人18%
消費するのは葡萄糖質のみ120g朝食の重要性脳の働き
 
非常に大きな記憶量を持つ ・記憶には多くの時間がかかる
脳の活動は体温を上げる必要がある。早く起き運動する。(習慣)  
 葡萄糖←酸素↓水・二酸化炭素→消滅

したがって葡萄糖質を絶えず補給する必要がある。

肝臓グリコーゲン→脳のエネルギーを60g蓄えるのが限度

一日3回の補給が必要

食物→体温を上げる→ 蛋白質の20%が体温の上昇に使用

何を食べればよいか。

蛋白質−たくさんの酵素を持つ

肝臓グリコーゲンの分解に酵素が必要。

脳の成育に蛋白質が必要

脳に良い脂肪

燐脂質(コリン大切)→レシチン

朝に卵

発育期に鰯を食べる、ミルク                

☆纏め→0歳から3歳が重要→3子の魂100まで。

・言葉の分かる3歳からでは半分失敗、其を正すためには残りの半分をかけて矯正余りにも悲惨。矯正には時間がかかる。一貫した方針が大切。 ・重要なこと→基本原則を一貫させて育てる。・原則の変更は親への批判と情緒的混乱を与える。

→親が理想的な生活を見せること。出来ない人は自分以外に理想とする。手本を提供すること。

☆0歳から3歳までに基本的信頼を作れなかった人。→信仰が是を補う事が出来る。あきらめないで!

成長してから生じる問題、異性、不道徳、反抗、
 
これらに対する予防は基本的に0歳から3歳までに
 
路線を敷いておくと問題が生じてもブーメランのように戻ってくる

次回→育児の前提→  次回生善せつ生悪説。