多くの教職者たちは神学校で専門の学をうけ、卒業後も聖書に学びその言語には当然精通しているはずです。

しかしそれは単なる思い込みであって、説教の為に実際に原典に当たる努力を払っている教職者は類まれな存在です。

多くの牧師や神父などは伝道牧会と教会成長や慈善活動に熱心で、全くと言っていいほど聖書に関する素養に欠けているのが現実です。

特に福音派と呼ばれる人々の中にこの傾向は顕著です。教会成長ごっこやカウンセリングごっこに加えてセルグループなどという相互牧会などと称する運動にはいたく熱心ですが、教会の基本となる本格的聖書研究や聖書語学には全くと言っていいほど無頓着です。

 説教にあたってはいい加減な聖書注解や信徒を感激させる例話の収拾に邁進し、原文に聞く資質は全くと言っていいほど欠落しています。もし教職者が聖書原典にもう少し注意を払えば、今日の世界のキリスト教会が直面している全ての問題にたいして明確な回答を提供する事が出来たでしょう。そして、世界はこのような悲惨な状態に直面する事は決して無かった事でしょう。

 かって、旧約時代に偽預言者や偽教師が跋扈し、選民をまどわして北王国イスラエルと南王国ユダを亡国に至らせたと同じ悪の霊が今日の世界のキリスト教界を席巻しているのです。

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