お花と

2000年3月1日(水)

< サリン事件 >

6年前あのサリン事件で、無実なのに9ヶ月間も「犯人扱い」されていた河野義行さんのお話を聞いた。

御本人もサリンの被害者の中で2番目に重い症状で33日間入院されていて、今も夜には微熱の続く後遺症が残っている。奥様は今尚病床にあり、河野さんは黙々と看病をつづけていらっしゃる。

その看病の御様子はテレビなどで報道されてもいるが本当にやさしく献身的だ。
「生きるか死ぬかの中では自分の声が支えになると思って、絶えず語りかけ、硬直していた全身を毎日マッサージしてあげている・・・」

さて河野さん、警察の誤りのために、報道関係からずっと犯人扱いされていたのだが、その警察から今までただの一度も謝罪がないという。そんな事許されるだろうか!
3人のお子さまを含め、家族全員が被害にあい、それだけでも気の毒なのにその上間違った報道。どんなに悔しい思いをされたことだろう。

河野さんは、淡々と語られるだけだが、こちらは聞いているだけで腹が立ってくる。

もっと腹のたつことも・・・

このサリン事件、松本では7名の死者、600名の被害者
東京(地下鉄)では12名の死者と5,500名の被害者。
今尚後遺症の治らぬ人多数。

それなのに、それなのに、東京都は被害者の救済を全くしていない
被害者に関する調査、検診、救済など、全くしていない。
全ての被害者は検査や治療・入院全て自己負担で、生存権すらないのだ。
(松本市の場合は市で検診を行った)

その実態をみんなに知ってもらいたいし、「誰もが明日は我が身」と思って欲しい。そういう願いと被害者救済のために、チャリティ−コンサ−トを開かれる。
御都合のつく方には是非参加して頂きたいもの、と遠くから願う気持ちでいっぱいだ。

チャリティ−コンサ−ト「音楽・命そして希望」
3月20日(祝) 15時 東京国際フォ−ラムホ−ル 5,500円
(急いで書いたメモゆえ、間違いはないと思うが・・)