電気イスのセット   名演技のネズミ

2000年4月8日(土)

< グリーンマイル >

死刑囚たちを収容する監獄のお話。
1935年、コ−ルド・マウンテン刑務所での事。
処刑室へ送られる受刑者が、最後に歩む緑色のリノリウムの廊下をグリーンマイルと呼ぶ。

電気イスで処刑される場面が3回もあった。
電気が通じて、体が焼ける匂い迄漂ってくるようなリアルさ。こんな殺害の仕方のできる人間の恐ろしさ。
処刑の場に、必ず其の関係者達が出席し、囚人の最後を見届けるという事実もすごい。

しかし善良な看守達と、死刑囚のあいだに通い合う切ない情感は、感動を覚えずには居られない。

      ジョン・コーフィ。いかつい外見とは裏腹に子供のように純粋な心を持つ彼は、                                                                持てる不思議な力でポールの病を治し、死の影が宿るグリーンマイルを奇跡の
      光で満たしていく。

      まるで神様の贈物のようなこの男が、無実の罪が判明しても、看守達の成す
      すべもなく処刑されてゆく。ナンデ?? これ不可解・・

   ねずみのミスター・ジングルスの名演技は、心を和ませてくれた。
   99%が実際の演技で、CGはほんのわずかとか・・・

配役が皆ピッタリはまっていたので、何やらドキュメンタリーを見ているような気になってしまった。