2000年4月15日(土)
< おセツのシンサン >
シンサン: 「先生」と書いて、広東語でシンサンと読み、旦那さまの事。
日本で言う「先生=teacher」は「老師」ラオシと言う。高松ではいつもの様に、おセツの家に泊めてもらった。
おセツはお料理が(「が」ではなくて「も」と書かねばならぬ。ここに書き切れない程に沢山の事にプロだから)上手で、シンサンは「おセツの手料理が世界で一番!」と何時もいつも言ってるので、単身赴任なんて考えられない。結婚以来、香港・コスタリカ・シドニ−・金沢・高松・・・と転勤生活が長く、35年もの間、邸宅のある西宮にはほんの数年しか住んでいない事になる。
その間必ず一緒に赴任先に同行し、シンサンの世話をやいている。
シンサンはよく気の付く家族思いの人だが、おセツは叉それはそれはよく尽くしている、『良妻賢母』のお手本のような人。
朝だって、朝食が済めばシンサンは部屋の真ん中に突っ立って、おセツにシャツも靴下も着せてもらうんですよ〜〜 新婚時代からそのままズ〜〜〜〜と続いている!!
そんな内輪の事、よその家庭は知らないけれど、どーなんですか〜?マ、そのシンサン、夕餉の折に「加奈美さんと飲もおもて、買おときましたで〜!」と上等のフランスワインを抜いて下さった。そう、おセツは残念ながらお酒のお相手だけは出来ないのだ。
美味なるワインと美味しいお料理に舌鼓をうちながら、楽しい会話が続く。早川シンサンはいつも賑やかなのだ。子供の時から昆虫に関しては博学で、特に「カタツムリ」については、定年後研究を再開しょうかと言う程の執着振り。たのしいですね〜〜
ワインがカラになると、今度は香川金陵の名酒大吟釀『煌』(きらめき)が登場。「メッチャおいしい」と言いながら、カンパチをパクパク。
満足満足・・・ごちそーさまでした!