おいしい かなみ

2000年4月24日(月) 

< かなみ >

10年も前、高松へ引っ越したおセツが「こんなお菓子があるのよ。」と持って来てくれたのが『かなみ』

私の名前で・・・!! と驚きつつ味わうとこれがなかなかおいしい。柿を使ったアンというのが上品な甘さで、お菓子一つの大きさも「ちょっと甘いものを・・」という時にぴったりのサイズ。
以来ファンになってしまった。ことあるごとに購入し、友人知人にも差し上げている。

その製造元『ハタダ』は愛媛県新居浜市にあり、先日の旅行で其のお店の前を通った折、買う積もりで立ち寄ったが、夕方だったのでもう売り切れていた。
結局帰宅後、いつものように電話で注文して送ってもらうという事に相成った。

「かなみ」の由来

元禄3年、阿波の渡り坑夫・切上長兵衛が発見した別子銅山は、翌年住友家(泉屋)が幕府の開発許可を得て本格的な採掘を始め、以来役300年全国屈指の赤銅の山は現在の巨大な住友グループの礎となり、一漁村に過ぎなかった新居浜を四国一の工都に育て上げました。
伊予銘菓『かなみ』は別子銅山の鉱石製錬の過程でうまれる「からみ」に因んで、ハタダ本舗が作り上げた自慢の和菓子です。
伊予柿の風味と四国和三盆の上品な甘味をしっとり調和させた『秋豊柿かなみ』は泉屋由来の井桁マークもゆかしく、毎年正月銅山の繁栄を祈って催された「ダイハク祭り」のお土産として御愛顧頂きました。
鉱山は昭和48年永い歴史を閉じ祭りも途絶えましたが、鉱山の男の気概とふるさとの伝統を末永くしのびたく、新居浜の銘菓として作り続けています。        
(ハタダのパンフより)