2000年4月28日(金)

< 汪蕪生展 >

すばらしい写真に出会った。
上京ついでに、恵比須ガ−デンプレイスにあると言う「東京都写真美術館」へ
行ってみたかっただけなのだが、ちょうどそこで『汪蕪生展』(ワンウーシェン)が催されていたのだ。
こういうのを「運命的な出会い」というのだろう。

中国の名山・黄山をHimmelsberge (天上の山々)として、モノクロ写真で
「山水画」ならぬ『山水写真』という独自の世界を作り上げている。

ため息が出るような幻想的な世界!
まさに天上の山々なんだけど〜

一体どんな位置から写されたのだろう?
あの雲があのように山裾をきれいにおおう迄一体何時間待たれたのだろう?
この超現実的な風景を前にして、一体どんな気持ちになられたであろう?

そんな事をも思いつつ、2mの額装写真39点、2.6m x 6.0m もの作品に圧倒され続けた。

どんな難しいお顔のお年を召した大家かと想像していたのは間違いで、パンフの写真を見れば、とっても優しい笑顔の若々しい青年(年令不祥)だった!