2000年5月4日

< ITはドッグイヤー >

新聞で読んだが、ソニ−社長出井伸之氏の「新世紀を語る」の内容は、いろいろ刺激的だ。

 インタ−ネットは現代の産業社会に落ちた巨大いん石だ。
 数年の内に、ブロードバードと呼ばれる通信インフラの大容量時代が訪れる。これが二発目のいん石になり、インタ−ネット以前に存在していた社会の仕組みはことごとく生存の危機に立たされる。

 企業と個人の情報格差はほとんどなくなる。何処に居ても同じ情報を大量に手に入れる事が可能になる。

 世界に発信する個人放送局や双方向テレビなど、新たな情報手段が、ビジネスや生活の場を変える。

 ネット上で商売するサイバー企業がどんどん現れ、伝統的な大組織のリアル企業が築いた常識を次々に覆している。

 デジタル・デバイドと呼ばれる情報を使いこなす能力の差が、人々の間に深刻な格差を生む。

 IT(情報技術)は、ドッグイヤー(犬の年令)といって、1年が7年分のスピ−ドで進んでいる、と言われる。10年たったら70年の進歩!

 大容量通信が重なると、どんな世界になるやら、誰も分からない。
文字と音と映像が瞬時に送れると、社会や教育や政府はどうなって行くのか、想像さえつかない。 

ナドナド・・・
出井社長に、んな事いわれて、我々一般人に何が分かると言うのだろう!

しかし、わたしの周囲も徐々に変わって来ている。
「インターネットォー? そんなもん興味おまへん。」と言ってた人達が、「イヤ、長谷川さんアノネ、もう今の時代にインタ−ネットやらんもんは、取り残されて行きますわ。わたしね、パソコン買いましてね、今毎日教室に通ってます。神戸迄行って、必死ですわ、できる様になったらすぐメール送りまっせ−」とマラソン人間ポリネシア風・西原さんも。

ハイハイ、待ってますよ、西原さん! 年令は熱意でカバ−して、ガンバ!!