2000年6月28日

< Mission to Mars >

「火星への使者」を観た。
「全米NO1ヒットを記録!」という宣伝文句のわりには、劇場はガラガラだった。朝一番だったからかな?

これは2020年のお話。
人類はついに神秘の星火星への有人飛行を実現した。だがその4人の宇宙飛行士達は突然NASAとの連絡を断つ。火星で一体何が起こったのか?生存者はいるのだろうか?

悲劇的な事故原因の究明と、生存者の確認救出の為に、新たなるミッションが始動。そしてその危険な宇宙飛行での極限状態の中で、生存の為にあらゆる可能性にかける4人の宇宙飛行士達のお話。

映画の中に登場する宇宙船は全てNASAで実際にデザインされたものか、既に承認されているものであり、宇宙ステーションに至っては実際に進行中のものを元にデザインされている。

NASAがこの映画に協力を惜しまない理由について、「それがいつになるか分からないが、技術が進歩し、コストが下がり、安全性が改善されれば、いつか人類が火星に行く日が来る。映画の役割は、次のステップに人々の目を向けさせる事だ」と述べられている。

バンクーバー南部のフレイザ−砂漠に作られた、223,000Fにわたる火星の風景は、砂丘を浸食させて地形を作り、特殊コンクリートでコーティングされた後、1分間に100ガロンの量のペイントを吹き付けて仕上げたそうな・・・

いずれにしてもこういう映画にはいつも勇敢な女性がいつも登場する。そして一番印象に残ったのはやはり叉ダンスのシーン。。
Tim Robbins とConnie NIelsenn 演ずる夫婦が、無重力宇宙船の中で興ずるダンス。疑似無重力状態での撮影には、俳優自身の強じんな体力が要求されるはずだが、なかなか優雅なシーンに見とれてしまった。。