disital score

2000年7月23日

< ムロさんとこ・2 >

さて、いよいよお仕事部屋拝見。昔富田勲氏の「電子音楽創作室」のイメージを持っていたのは大間違い。あの頃はアナログの世界だからあれだけの装置が必要だったけれど、今はそんな大層な機械は要らないそうで・・・

机の上には、ディスプレイと、2000種の楽器の音が入っているYamaha Tone Generator、Musical instrument desital interface、そしてMac G4 には、Desital Performer 2.6が入ってる。机の横にはYamaha Clavinova が備わっている。

さて画面に現れるDesital Score はすごく面白い。始めはわけが分からなかったけれど、記号の一つ一つを説明してもらうと、よく分かる。

一つの音の種類・高さ・長さ・大きさが何段にもなって表現され、それがいくつか重なって和音が出来、又、いくつかの楽器が重なっていく。なんと、一つの四分音符の中でも、微妙にテンポの数値が変わっているのには驚く。音に合わせてモニターを見ていると、ディミニエンドで音が消えていくところ、スタッカート気味の音の短い線の点点とした並び、、なんだかとてもかわいく見えてくる。ひとつひとつ音を打ち込んでいくのは、大変な労力だけど、一度楽譜が出来上がれば、

それを転調するのも、別の楽器に変えるのもいとたやすく出来てしまう。「へーーー!ホーーー!!」と驚くばかりの世界だけれど、お陰で、「わけの分からない世界」が「納得できる世界」へと変わった。「百聞は一見にしかず!」

ありがとうムロさん、、いっぱい教えてくださって・・・