Flowerさん撮影・ぐんないふうろ

2000年7月31日

< 脳のおはなし・2 >

やさしい言葉で話してもらうととても分かりやすいけど、本で読むのは難しい。

脳のお話が面白くて、Flowerさんの研究の一部をMOででも送って欲しいとお願いすると、「それは無理、、脳の構造をコンピューターで表すとパソコンなんかでデータを読めるものではない。大きな大きなコンピューターが要るんだよ」と笑われてしまった。

その代わりに、と言って下さったのが『脳を極める』(脳研究最前線)立花隆著の本だ。

そりゃもう興味深い内容が満載! 脳の研究家の書物ではなくて、ライターの著書だから、専門書よりは分かりやすい。でも、最近の読書は捗らない。
パソコンでけっこう目を酷使した上での読書タイムだからしてすぐに瞼が重くなる。しかし少しずつ読んでいる。(ベッドサイドには、読みたい本が増えるばかり、ちっとも減らない・・囲碁の本、株の本、コンピューターの本etc.etc... )

そしてちょっとずつ知識を吸収している。
ちょっとだけ、本から抜粋・・

一般に脳の神経細胞の数は、140億と言われているが、これは大脳皮質の細胞数であって、小脳の神経細胞は、それを一ケタ上回る1000億以上もあるのである。

人間の小脳には約1500万個のプルキンエ細胞があると言われる。それが全部組み合わさって一つのコンピューターを作っているわけではない。小脳は、幅数ミクロン、長さ数ミリメートルの微少帯域に分かれており、一つの微少帯域には、約500個のプルキンエ細胞が含まれている。この微少帯域ごとにひとつのコンピューターとしてまとまって働いているのではないかと推測されている。すると、人間は3万個の小脳コンピューターを持っていることになる

そのプルキンエ細胞は、人体の細胞の中でもっとも大きな細胞の一つで、その樹状突起は驚く程長くかつ複雑に入り組んでいる。一つのプルキンエ細胞は
、8万本の平行線維を経由して、25万から100万本の苔状線維から入力を受けている。・・・・・

といった工合。。さてそんなたいへんな小脳はいったいどういうことをしているのか、興味津々。続きは又〜〜