フィンランド :  ヴォクセニスカの教会 & オタニエミ工科大学

2000年8月23日

< 続・北欧の建築 >

と言うわけで、ビデオで見る建築の中で、光を生かした空間はほんとに生き生きしている。現代の建築家ユハ・レイビスカによれば「光そのものがインテリアであると語り、叉その事務所における模型によるスタディではインテリアに光をどのようにとりいれ構成するか、光の量、入り方、強弱などについて綿密に検討され、素材や色がそれらの効果的要素として附加するものとしてスタディされていくそうだ   

      

              ミュールマキの教会

Mr.Yoshida says

ミュールマキの教会は、彼の代表的作品です。幾重にも垂直にのびる壁面は針葉樹の重なりのようであり、その間からこぼれ、漏れる光は強弱の変化をつけて室内に射し込んできます。叉空間に浮遊する照明は、蛍のようにきらきらと輝き、純白の空間の中にさりげない際立ちを与えています。

北欧の建築はその気候、風土、歴史に根ざした自然に対する作法を通し、その建築の美しさは普遍的な美しさを持っています。

時代が変わり、その過程での洗練度がさらに深まるにつれて、そのうつくしさは輝きを増す事でしょう。そして北欧の作家の“創る” 姿勢としての“自由” “信念“ “謙虚”な態度をわたし達は学ぶべきでしょう。


旅行もFlowerさんや、吉田さんのように、視点を持って訪ねると、より印象深い旅になることだ。
わたしの場合は、今まで海外へ出ると、ついお花に関する事か、その土地のおいしいもの探しに焦点が絞られてしまうが、これからはもう少し視野を広げて見てこよう・・・