お昼の淡いピンク と  夕方の紅色

2000年9月25日

< 酔芙蓉 >

「酔芙蓉が千本!」という言葉の魅力に誘われて、大乗寺を訪れた。
山科北花山にあるかわいいお寺。地図には載ってないので不安だったが、電話でお聞きしたとおりの道を辿って行き着いた。(地元のDraさんが下見してくれて助かった!!)

幹線道から外れた細い道の石段を上がると、お庭は酔芙蓉で埋め尽くされていた。
綺麗だ、なんともいえないかそけきピンク色。つぼみがいっぱいなので、2〜3日あとだともっと華やかだろう・・・

小道の両側いっぱいの酔芙蓉に見とれたのち「お茶をどうぞ」の張り紙に釣られて中へ上がらせて頂く。

お抹茶と特別製のおまんじゅう(酔芙蓉を模して作ったもの)を頂きながら、お聞きした所によれば、現住職ご夫妻が、平成4年に当寺に移られて以来、草むらに覆われた荒れ寺をツルハシ一本で参道造りから始め、地道に整備されたとの事。

ご住職指導の詩吟の会の方より寄贈された百本の木を毎年挿し木して、今日千本を越えるまでになったそうだ。

「酔芙蓉」の名前の由来
朝のうちは純白、午後には淡いピンク色、夕方から夜には紅色になることから。
お酒を飲むと顔色がだんだん赤みを帯びるのに似ているので、この名がついた。

ピンクは優雅で美しいが、いつか叉朝の内に訪れて、純白で咲き乱れる様子も見たいものだ。。