2001年1月12日

< 六瀬・尾花 >



おばな橋から




川西から、篠山へ行く道中はオイラの大好きなコースだ。
四季折々に景色が変わり、花や木々が変わってゆく。

いつも車で見慣れた道でも、バイクで走ると本当に印象が違ってくる。
いつも気になっていながら、時間の余裕がなくて素通りしていた六瀬村・尾花・杉生あたりをバイクを降りて歩いてみた。

“六瀬” って、「たくさんの瀬がある」ということで、名づけられたそうだけど、柿の瀬・玉瀬・処々の瀬・曲突の瀬(ツクノセ)・間瀬(マゼ)馬ケ瀬(ウマガセ)なんて、名前を見てるとなんだかうれしく、ゆったり気分になれる。猪名川渓谷の自然美がすばらしい・・

“尾花” の、「おばな橋」から川を眺むれば、確かに川辺は枯れススキに覆われている。周囲を北攝の山々に囲まれた、しずか〜〜な山里。

古くから農業を主とし、稲作を始め、木炭・木材・栗・寒天・最近は椎茸の生産も盛んなようだ。

ひなびた神社にお参りし、沙羅双樹で有名な杉生の“景福寺”にも立ち寄った。
沙羅双樹の新芽は青空にキラキラ輝き、そばに咲く蝋梅は、芳しく香っていた。
猪名川町には33の寺院があるが、その内14か寺が、曹洞宗で、この景福寺もそのひとつ。
曹洞宗は、鎌倉時代に道元が開いた新仏教だが、当町には南北朝時代にこの地を訪れた通幻というお坊さんだそうだ。


   

        景福寺                       沙羅双樹                 


 

      犬と戯れる僧侶の石像              竹箒を持つ小坊主