2001年8月8日

< 京とあん >

香港の親友AlexWooが、またやって来た。毎年夏の3週間、日本語の勉強に来ているのだ。
会社を経営し、1日おきにゴルフを楽しみ、テニスコート&プール付の大邸宅に住み、世界のあちこちに家を持ち、オーストラリアには大規模なコットン・フィールドを持ち、それらの管理を兼ねて、自家用飛行機を飛ばす。そんなAlexだが、なぜか日本語が好き。日本語のサマースクールに通い始めてもう何年になるだろう? 来日中、毎週末は帰国するからもったいない・・・

別に仕事に必要なわけでもなく、Mrs.Wooに言わせれば“Just for fun.” だそうだが・・・

さて、今日で授業は終わり、明日は卒業式だけだから今夜は食事に付き合ってと誘われた。「毎日宿題が多くてゆっくり食事も出来なかったし、日本料理関係の日本語も覚えたい」といつものお言葉。

 

で、宿泊のHiltonHotelから近い所と言う事で、大阪駅前第3ビルB2にある
酒菜・町家の味「京とあん」へ出向いた。
カウンター越しに調理師さんの包丁捌きを見ながら、メニューを英語に訳しながら、食材の日本語名を教えながら、おいしいお酒を飲みながら・・・いつもの如く忙しい。

縞鯵の造り・鱧のおとし・赤貝のぬた和え・新順菜とオクラの酢の物・できたて温豆腐(これ抜群!)・穴子と茄子のおろしあんかけ(Alexが、本日一番気に入った)など、みなおいしく味わったが、最後に食した水茄子のおいしかったことといったら!! その水茄子のためにまた「八海山」をついでもらったくらい。
満足満足、、ALexは、手帳にいっぱいメモして、それなりにお勉強の足しになったみたい。


よき友・よき酒・よき料理・・・3拍子そろって、楽しいひと時だった!!!
それにしても久しぶりの“レディファースト”の世界。やさしい笑顔と共に
ドアを開いて通してくれる、さっと椅子を引いて座らせてくれる、たったこれだけ
のことで、女性をとっても“いい気分”にさせてくれる。海外では少年だって
ちゃ〜んと“レディファースト”のマナーが身についている。
日本の男性って損してるよね‐‐、、ほんの少しの心遣いで、
相手をいい気分にさせ、また自分にもそのやさしさが返ってくるのに・・・