2002年2月8日b

< 方廣寺など > Hokoji

       石畳の続く大覚山方廣寺門前         2000年秋の石庭(岡田さん撮影)、現在は撮影禁止

方廣寺の石庭を見たくて立ち寄ったが、何とまだお庭拝見もしない内から、お寺の女性が現れて、10分ほどくどくどと文句を言われた。先に詰め所で券を買いなさいと言われるのだが、それは奥にあって、山門からは見えない。ひっそりとして人影もない。手前のお庭を通って、順に奥へ歩いてもいいのでは・・・? あるいは門前に「入山の方は、まず拝観券をあちらで」とでも案内書きが欲しい。

春の桜、秋の紅葉シーズンには、三脚かまえて熱心に撮影するカメラマンが多くて、静かに拝観する人の邪魔になるし、お庭も痛むそうな・・・で、「昨年より撮影は一切禁止しているからそのつもりで。一部の人に許可すると不公平だから、絶対に禁止ですよ・・」と、口調が険しい。それならそれで構わない、見るために立ち寄っただけなんだから・・・。しかし門に入るなり、まだお庭を見もしない内に、小さなデジカメひとつぶら下げてるからと言って、そうくどくどおっしゃる事もなかろうに・・・静かな田舎道を気持ちよく走って、のんびり山門をくぐってきた身には、なにやら突然槍や鉄砲で威嚇されたような気持ち。

どちらを向いても人っ子一人見当たらないこの静かな田園の中の小さなお寺が、なにやら人間臭いモノに感じられて幻滅した。鐘楼の柱にお布団を干してあるのもちょっと興がそがれた・・

帰宅してから拝観券の裏を見た。「当山は約24000坪の境内がそのまま庭園であり三十余町歩の裏山を背景に竜安寺式石庭、池泉廻遊の竜泉庭、芝生に包まれた虎月庭などあり、銘木しだれ桜と共に四季とりどりの花が咲き乱れ、静寂爽涼、誠に花鳥風月を楽しめる仙境であります。」と、記されていた。。。

 


  観福寺: 摂津33ヶ所霊場巡り・第15番光明山(兵庫県三田市川原)

 

 

    蓮花寺: 重要文化財・五輪塔        境内にかぐわしく咲く蝋梅と妙見富士