2002年4月9日b
< 桃源郷 >
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高台から甲府盆地を見下ろす
御坂町(ミサカチョウ)では、桃と李(スモモ)が満開だった!!!
昨日ドライブした所どこもかしこも「あの辺、桃色してたのよねぇ〜、きっと、、でももうみんな緑色ねぇ〜〜」と、過去形でしか語れなかった桃の花。教えていただいた御坂町への道中、緑の中に少しでも花の残っている木を見つけては、「あ、ほら、あの木、まだ桃色が少し見える!!」と大喜び。其れが車を進めるに従って、だんだん桃色の比率が高くなり、黒駒当たりになると、車をとめて鑑賞できるほど。トラックがどんどん通る道端に停車して、しばし鑑賞。
しかし山手を見るともっと桃色が見える。坂道を上がって行き、、、そしてついに出会えました、満開の桃!!!
ちょっとずつ見てきただけに感激もひとしお。これ、反対のコースで走っていたら、どんどん桃がなくなって寂しかったろう・・・
丘の上は、李の木もいっぱい!
乗用車が一台だけ停まっていた。伊豆からのご夫婦は、毎年必ずここへ桃の花の咲く頃、訪れるそうだ。他に人影は全く無し・・・
李の古木の枝ぶりはとても芸術的。日本画家ならきっと絵にしたくなるだろう。
白い花と、桃色の花が入り混じって、美しくゴージャスだった!!今回の旅のまさしくハイライト。4人で丘を散策しながら、心行くまで桃と李の花と共に過ごした。望みが叶って大満足!
* 高台までの街道は、車の量がすごく多い。この「御坂路」は、古代の呼び名で、中世には「鎌倉街道」(鎌倉往還)と呼ばれ、甲斐と相模とを結ぶ重要な幹線道路だった。 この路は、峻険な御坂峠を越えなければならず、古謡集に「甲斐人の嫁にはならじ事辛し 甲斐の御坂を夜やこゆらむ」の歌がある。街道には、石畳・道標・石仏などが多く残っている。