2002年4月9日c

< ほうとう >

本場の「ほうとう」を食したくて、前もって酒?鮭!さん、おとうさん、グズラさんたちからお店の情報を貰っていた。
その結果、10日に河口湖の“ほうとう不動”に行く予定だったが、本日の午後のスケジュール「山梨県立美術館」の、真ん前にほうとうのお店“小作”があると聞いたので、とりあえずそちらで昼食と相成った。道中いくつか「小作」の店が目についたが、甲府駅前・河口湖・山中湖・石和駅前などなど11店もあるそうだ。



アツアツのほうとうは、太くて平たい麺と、かぼちゃ・里芋・じゃがいも・ごぼう・にんじん・椎茸きのこ数種など野菜の具がたっぷりで、お腹いっぱい食べきれないほどのボリューム。広々した座敷で、くつろぎながら、猫舌のおいらはゆっくり味わった。。。

むかし(30年程前)曽根崎新地に一軒ほうとう専門店があって、お料理雑誌“マイクック”の食べ歩きの取材で伺って以来、寒い時に何度か訪れたものだが、まだあるのだろうか・・・ 店の名前も場所も忘れてしまった。一緒に行った人はもうこの世にいない・・・

 

「ほうとう」は、「餺飩(はくたく)」の音便。「餺飩」とは、大漢和辞典によれば「餅の類、うどん。・・」「餺飩」が、禅僧の手により中国から日本にもたらされ、ほうとうやうどんになったものである。「ほうとう」と言う形は武田信玄が、野戦食として用い甲州独特のものであり、甲州人の誇りとする郷土料理である。

甲州ほうとう「小作」県立美術館前店
甲府市貢川1−3−15
電話:055−226−3344