2002年4月9日e

< 石和温泉 > Isawa Spa.


今回の旅行の下調べで、初めて「石和温泉」を知った。2泊目は翌日周るところへの足場が良いという理由で、この温泉地を選んだ。

昭和36年1月忽然としてぶどう園から摂氏60度の良質温泉が多量に湧き付近の川に流れ出して誕生した『青空温泉』が有名になり以来、温泉観光地として発展してきたそうだが、昨年40周年を迎え、“山梨100選”に認定されたそうだ。今では、ホテル旅館も150軒を数え、年間約300万人もの観光客が訪れるそうだ。

美術館から30分ほど、ナビを頼りに車を走らせるが、近くになっても「温泉街」と言うような風情は出てこない。心配になって、予約の宿『季粋亭松三』(キスイテイマツミ)に、連絡を取り、携帯電話で道案内を聞きながら進む。何度も路を曲がり「そこからはもうまっすぐです。」と言われて電話は切れた。

まっすぐと言いわれても、すぐなのかズ〜〜〜とまっすぐなのか分からない。その内、川に沿ってきれいな桜並木が続き「ワー、きれいだったでしょうね−−!」と、葉桜鑑賞している内に、宿の看板が見えた。

ガイドブックで「近津川の畔に佇む数寄屋造りの日本旅館。ゆったりとよい温泉につかり、美味なる食事を十分に堪能でき、家庭的なサ−ビスが好評!」と言うコメントにひかれて予約したものの、やはり人の紹介がないと、少し不安だった。でもそのうたい文句どおり、和室が7室だけの宿は、確かに家庭的であり、お風呂もお料理も、口うるさい姉上をして、満足してもらえた。

窓からは“さくら温泉通り”の桜が見事。(葉桜でもきれいさ)
すぐ側を、あの“笛吹き川”が流れている。“深沢七郎記念資料室”“石和写真美術館もある。”

昼間の桃源郷を思い出しながら、ゆったりと露天風呂につかって、お肌もしっとり・・・

 

『季粋亭松三』 http://www.kisuitei.jp/
電話: 055−263−2711


石和温泉旅館協同組合  
電話: 055−262−3626
URL: http://www.isawaonsen.or.jp/