2002年4月10日

< 勝沼 ぶどうの丘 >

Katsunuma: A Hill of Grapes

 

甲州と言えば、まずワイン・・・
勝沼町では、町のいたるところにブドウ畑が広がっていた。ぶどうやワインに関する施設もいっぱいあり、町じゅうが資料館のようだ。

数十あるワイナリーの内、どこを訪ねようかと、本を見ながら4人頭を寄せて思案したが、朝の会場時間が1番早いと言う事と、丘の上にあるということで、「ぶどうの丘」へ、向かった。ここも、あそこも・・・とぶどう棚の広がる畑を通り過ぎて一面に広がるブドウ畑の小高い丘のてっぺんに到着。

360度、どちらを向いてもぶどう畑のの展望で、“希望の鐘”を鳴らし、酒の神の石彫“バッカス”さんにご挨拶。全国一の質と量を誇る勝沼ゆえ、売店では魅力的なワインが勢ぞろい。

タートヴァン: ワインのきき酒に用いる容器
内側のデコボコは、光の反射を利用して、ワインの色調をよくみるために工夫されている。

地下の“ワインカーヴ”(ワインの貯蔵庫)では、勝沼町推薦の約150種類のワインが揃っていて、自由に試飲する事ができる。普段見かけないような美しい色や形のボトルがたくさんあって、つい味よりも瓶のデザインで数本選んでしまった。

隣の建物・勝沼町営「天空の湯」は、見晴らしもよく、お勧めだと聞いていたので、予定に入れていたのだが、ちょっと風がきつかったし、朝宿から出てきたばかりで温泉につかる気分でもなかったので、思いを残しながらも寄らずに去った。

ところで、この「甲州ぶどう」、養老2年(718年)に僧行基が諸国を行脚して、勝沼に足を踏み入れ、その後葡萄の栽培法をこの地の人々に教えたという。それ以来1200年の永きにわたってこの地を甘くかぐわしい匂いの里とした。

     ぶどうの丘HP http://budounooka.com/

山梨県東山梨郡勝沼町菱山5093
電話: 0553−44−2111