2003年8月3日

< US Open Round 1 >

朝から緊張! 早めに朝食をとり、対局会場の Univercity Center 2階へ・・・

US Open 第1日目のエントリーを済ませて、組み合わせを待つ。
初日であることと、308名もの大人数ゆえ、時間がかかりスタートは遅れ気味。

前田亮プロ、藤原克也プロ、中山典之プロ、サンタフェのおじさんなどなどとおしゃべりを楽しんで、少しリラックス。

 

藤原プロ・前田プロ(関西棋院)・福田氏(シアトル)、沢田氏(サクラメント)、Willard(サンタフェ)

組み合わせが発表されて、席に着いた。対戦相手はMr.Timothy Huang、台湾で生まれたが、1歳からアメリカ移住、シカゴ在住、大学の情報科学教授。

台湾製の便利な碁笥と、対局時計に感心しながら、対局開始。Timさんは、熟考型。考えに考えての一手、一手・・・

お陰でこちらもその間考えるので、打つのは速い。目いっぱい時間を使って、結局お相手優勢。第一戦は負け。我が隊は結局3勝5敗。小谷さんも真鍋さんも昼食時間にかかって「打ちかけ」封じ手なんぞをして、食後再開。4時間もの対局時間で、半目の勝ち、すごいね〜〜、プロみたい。。

日本の段級位は、国際的には2〜3ランク落とさないといけないから、1週間対局して1局勝てればいい、一局勝ちを目標に・・と言われてはいたものの、やはりくやしい、、Timさんとランチを一緒にとり、あと打ち直して兵頭隊長に手直しをしてもらった。厳しい愛の鞭で、随分勉強になった。

 

中国式では、盤上に残った石で計算するので、いつもきっちり数のわかる碁笥。
中山典之プロご愛用の、猫のポーチと小物入れ。

夕食後、自由対局。17歳のチャイニーズボーイに「教えてください」と頼まれて、5子置かせて、白を持つ。いつも黒持つおいらにゃ、こんなん初めて、いい気分!! 彼が又勉強熱心、あの手、この手と、考えあぐねて頭を抱えるので、前田プロと藤原プロが、側に来て丁寧なアドバイス。いちいち置きなおして、指導してくださる。

 

あまりに真剣な彼の打ち方に「リラックスして、好きなように打てばいいですよ・・」と、何度も言われていた。それにしても本当にありがたいことに、プロは親切だ。時間もいとわず、丁寧に教えてくださってうれしかった。