2003年8月8日

< プログラム >

本日は、大学の都合で、会場は一日ヒルトンホテル。
レドモンド母上ら、スタッフの方々と

このコングレスでは、囲碁対局だけではなく、プロの先生方によるレクチャーや、指導碁や、棋譜解析やら、いろんなトーナメントやリーグ戦(ライトニング・イングカップ・レドモンドカップ・ダイハード)など、盛りだくさんのプログラムが毎日用意されている。

朝、7時過ぎに食事の後は、夜11時頃まで自分の部屋に帰る時間も無いほど、次々時間割表を見ながら、各自の希望のプログラムに参加する。

今日も今日とて、午前中 US Open Round 5 
1時半から  中山典之プロと3面打ちの指導碁
3時〜4時  前田亮プロのレクチャー
4時〜5時半  中山典之プロのレクチャー
夕食後 7時から  西条雅孝プロのレクチャー 

に、参加した。全てサクラメントから来られた沢田さんのすばらしい英語の通訳つき。

その後、夜が更けるまでまでヒルトンホテルのラウンジで、西条プロ・沢田さん・福田さん・佐藤さん・印南さん と楽しいお話が尽きず・・・

 

沢田さん、印南さん、福田さん          お話し上手な西条プロと

西条プロ「星のささやきって、知ってますか?」 一同???
「氷点下50℃くらいになると人の吐く息もたちまち凍りますが、その細かい氷の粒が耳元でたてるカサカサという音を言うのですよ。」 へぇぇ〜

「“劫”って、時間の単位なんですが、どれ位の長さか知ってますか?」 一同又???
「天女がね、10年に一度石の上に降りてくるのですがね、その時に少ーしずつ擦り減って、石のなくなるのが“劫”と言う時間です。」
ふえぇぇぇ〜、なんという気の長い話! それになんて物知り!

西条プロは、ヨーロッパ囲碁コングレスには毎年参加。もう47年になるそうだ。しかも日程は2週間。費用が負担だからと、寝袋持参で体育館に寝て参加する人もあるそうな。

「欧米の人は、囲碁に関して本も少なく、勉強の場も少ないので知識はないけれど、自分で考えると言う力が強い。これは肉食人種の性格かと思われます。」と言う話しも説得力がある。だって、ほんとに一手、一手に時間かけてしぶとく考えるもん・・・

沢田さん3段は、サクラメントにお住まいのプロテニスプレイヤー。テニスのお話ひとしきり。おいらのウエスタングリップはもう直すのは無理とのこと・・・

福田さん初段は、シアトル囲碁センターの代表。かわいいお孫さんのお話が楽しい・・・  2005年のアメリカ囲碁コングレスは、シアトル近くのタコマで開催。タコマには“タコマ富士”(レーニア山)という4337mの山があるそうで、コングレスに参加すれば、その山に連れて下さるとか・・・  うーーー、絶対行くぅぅ〜〜〜〜!

佐藤さんは、最近再婚されての新婚さん、毎晩“ニュー・カーチャン”にラブコールを怠らない。今夜もちょっと席を外して、お電話を・・・

印南秀樹さん5段は、ヒューストン市の中心部のすぐ南に位置するテキサスメディカルセンターの先生。(全米でも最大規模の医療センターで、巨大な病院群がひしめき合っている。この中には、大病院だけでも7つ、その他の病院や研究機関、大学などを含めると全部で42の医療関係施設がこの周辺に集まっている。) ヒューストン大学に近いので、毎日通って来られた。先生方の空港送迎もしてくださっていた。いつも笑顔で、とっても感じの良い方。プロとの指導碁の折には、横で棋譜をとってくださったりもして・・・

11時近くなり、そろそろ部屋へ引き上げようかと思ったら、対局室は、煌々と灯がともり、まだほとんどの人が残って、囲碁の研究を続けている。みな遠いところ殆んどアメリカ全州からやって来てることもあって、少しの時間も無駄にしないで、碁盤に向かっている。

 

子供達だって大変研究熱心!!     かわいい雪芬林(Xuefen Lin)プロ