2003年8月29日

< 酷道157号線 >

名神桂川(朝7時) ー 米原 ー R21 ‐ 大垣 - R157

R157については、ツーリングマップルには、
「細道愛好連推奨の酷道」「疲れに行くような極狭路、ネチネチ、ウネウネ、スリリング」 「延々と続く極狭路、小カーブ連続で緊張をとかせられない」 「道を横切る小さな谷川が連続、舗装が崩れダート化」 などと注意書きがあり、GONちゃんは今までに3回、大野(福井県)側から入ろうとしたけれど、雪と崖崩れで通行止めだったそうな・・・

よって、本日のツーリングのテーマは、“酷道157号線走破”
前もって、師匠もっちゃんに「おいらでも走れる道?」と尋ね、「大丈夫、今までぼくとのかなりな酷道ツーリング走れてるんだから、もうどこでも走れますよ!」と太鼓判をもらってから参加表明(同伴者に迷惑かけないために)・・・

昨日までの天気予報では、降水確率50%だったんだけど、晴れ女と晴れ男のWパンチで、雲を蹴散らかしてしまい、何と快晴、青い空!

さてR157を根尾川に沿って走って、本巣町を過ぎると“薄墨サクラ”の案内板や、のぼりが続く。これは素通りもできない雰囲気で、立ち寄ってみる。なるほど大きい。樹齢1,500余年、樹高16.3m、幹囲9.9mの世界一の名桜。
つぼみはつややかな白、散り際には淡墨色になることから淡墨桜と名付けられたそうだ。開花シーズンには、1日8,000人近く訪れるとか。
根尾村のホームページに“薄墨サクラの特徴” “薄墨サクラの伝説”が掲載されている。

 

薄墨公園・薄墨サクラ  周囲にはこの巨木の子サクラ・孫サクラが林立していた。

いっぷくしてR157に戻ると、噂どおりの細いクネクネ道。前の道が何もなく途切れているように見えるカーブが続き、たまに対向車がくると、ヒヤヒヤもの・・・  途中標高1040mの温見峠で、立ち止まったところ、後ろも前も下りであり、まさしく峠である事を確認した。おいらは、ベテランライダーについて走るのがやっとで、撮影の余裕もなかったが、ちゃーーんと写してる人がいて、HPにアップされてるので、リンクさせてもらった。

 

             こんな気持いい道もあり

 

なんとか越前大野へ抜け、このあとは又細い酷道476号線を走る予定だったようだが、ここへ来てGONちゃんの愛車BMW R100GS Paris-Dakar の、エンジンの音がおかしい。片方しか働いてないようで、いわば片肺走行。ガタガタ揺れて「耕運機じゃないよー」と言って、叱りつけながら進むが直らない。

仕方なくR476は諦めて、街でバイク屋を探した。おいらのZZ-Rも道中泥ぬかるみでスリップ転倒してから、クラッチカバーの底が割れて、オイル漏れしている。右半分のタイヤにオイルの飛沫が飛んで、テカテカに油光りしているし、ブレーキパッドもオイルだらけ。靴の底もオイルで滑る。

外車も扱うバイク屋さんをやっと見つけて丁寧にチェックしてもらうが、どちらも応急処置すら方法がないと言われた。「すっかたねぇ、本日の目標は既に果たせたんだから・・・」と、障害車となったベンベと、ZZ子ちゃんをなだめながらスピーード控えめで帰途についた。

本日の走行 : 527km