2003年9月13日


< 佐渡へ佐渡へと >

 

「沖縄に台風があり、北北東に向かっている」と言う天気予報。雨の確立も50%。
でも気持はもう佐渡。とりあえずフェリー乗り場まで走り、フェリーが欠航ならば、どこか台風の影響の少ない方へ向かって走ろう。

そんな気持で出かけたが、まだ「晴れ女」の威力は衰えてないようで、全く雨に遭わず、台風? えっ、どこに?! という好天気の中、ひたすら北へ向かった。

朝3時半に家を出発。まだ真っ暗ヶ・・・
名神高速・米原 − 北陸自動車道
夜が明けて、6時前に福井県南条SAで、朝食と給油のためストップ。フットブレーキを踏んでも減速できないので慌てた。部品が届かなくて、やむなく応急処置しか出来なかったクラッチカバーが気になっていたが、案の定オイル漏れが激しい。車体の右側は、オイルの飛沫で汚れて、真っ黒・・・

これは困った、、、ティッシュで何とか拭いながら、パテを詰めながら、スピード控えめ、クラッチレバー使用せず・・・色々工夫を重ねて走った。

北陸道・西山ICで降りて、出雲崎で昼食。あとは海岸線を走り、寺泊まで、道中潮の香りがいい気分だった。

 

越後出雲崎「天領の里」  良寛生誕の地

出合った2人は、どちらも日本一周中、マット・寝袋はもちろん下駄まで積んであった!
ライダーY.Dさんは、旅しながらHP更新中、今どこ走ってるかなーー

 

 


「時代館」の中には、江戸時代越後で一番賑わった出雲崎の当時の様子が再現されている。「天領」とは、幕府が直接支配した場所の事。幕府の財政を支える佐渡の金銀を船で運び込む港であったことや、越後の米を船で集めたり、運ぶのに便利な所であった。

紙風船や、和凧のお店も、作りながらの販売。
いいなぁーー、紙風船・・・  幼い頃を思い出すじゃん、、やさしい父と遊んだ事も・・

 


佐渡汽船  カーフェリー    
新潟県寺泊 16:30発  佐渡赤泊 19:45着  4620円

静かに見えた海も、やはり多少しけていた。甲板でザンブーッと、波のしぶきを浴びながら近づく佐渡に沈む夕日を眺めた。案外大きいんだ、佐渡島、、案外平たいんだ・・・

佐渡上陸は、もう真っ暗闇。今夜の宿両津の「金沢屋]までの50kmほどの道は、かなーり寂しいものだった。地図を見れば海岸沿いの45号線一本で快適な道だと思っていたが、右側の海はとにかく暗黒。道は曲がって細い、時々通る人家には全く灯火がない、まるでゴーストタウンのよう。墓石の並んだ墓地のそばも何度か通った。車も走っていない。

なんて寂しいの・・・ 佐渡って、こんなに寂しいところ?
やっと着いた宿では、老夫婦が温かく迎えてくれた。バイクも家の中の庭に入れてもらった。いやはや、「宿なんて着いてから探そう・・」なんて、もっちゃん流では、夕食にもありつけなかっただろう。何しろここまで、コンビニどころか、店一つ、見当たらなかったもの・・・