2003年11月7日


< 上海音楽学院 >

上海音楽学院は、1927年に国立音楽学院として創立された中国で最も歴史と伝統のある音楽教育専門の大学。
小・中・高の一貫教育に定評がある。大学内に楽器製造工場を持っていることでも有名。素晴らしい演奏会用ホールもあり。

大学の周りには楽器店が多い。音楽関係の本屋もわりと多い。楽器の音色や、ソプラノの声が、アチコチから聞こえて来る。ニューヨークのジュリアード音楽院界隈を懐かしく思い出された。

 

       特別室にて、学校の事や、ギター科の事について会談

   
院長先生

趙維平教授

葉登民教授

曹海炯外事科長

東郷久野先生

ピノ・エテルナ

トミー

ウイーン音楽院には「ギター科」が、70年も昔からあるが、日本の国立音楽学校にはまだない。
ここ「上海音楽院」のギター科は、開設されてから丁度1年目。台湾出身の葉登民教授が担当。

「“オーケストラ部門”に入れると、ギターは“その内の一つ”になってしまうので、“新楽器部門”として独立させた。日本のギターリストは世界をリードしているが、中国ではまだ譜面なども手に入り難く、これからは中日文化交流センターを通じて、深く交流をしたい。今のところギター科の生徒は、本科に2名、中学部に4名であるが、これから3〜4年、永くても10年の間には、世界をびっくりさせるギタリストが、必ず出ます。」と話された。

 
楽器展示室:主に弦楽器

それぞれに番号がついていて、
貸し出しイヤホーンのナンバー
を押すと、其の楽器の説明が聞
ける

こんなに一堂にして、世界の弦
楽器を見るのは初めてで、興味
深々
   

 

 

 


それぞれの民俗によって、楽器の材料も、形も音色も違うのが面白い。
ギターの原型、マンドリンの原型、三味線の原型・・・
とおぼしきもの、ありて・・・  掲載画像はほんの一部