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「電気料金削減プラン」の反省

(2002/02/20)
 
管理会社から勧められるまま、2000年の2月にうちのマンションも「電気料金削減プラン」と称して省エネコンサルティング会社のTS社から精電器を52.5万円で買いました。

うちのマンションの電気料金は月10万円程度ですが、東京電力から103V程度で供給されている共用部の電源を精電器によって98V程度に落とすことによって共用部の消費電力を下げようということです。電圧V、抵抗Rの消費電力Wはジュールの法則により W=V*V/R で電圧の2乗に比例しますから、共用部の電力消費が単純に固定抵抗負荷だと仮定すると103V->98Vの電圧降下によって(1-(98*98/103*103))*100=10%近くの電力の節約ができることになります。コンサルティング会社の実測調査ではうちのマンションの場合、電気料金で14%の節減ができるということでした。

1999年秋の定期総会でいきなり管理会社から提案があったときは、効果の程は半信半疑でした。共用廊下の電灯にはインバーター方式の蛍光灯も多く、単純な固定抵抗負荷ではないと思ったからです。また、電力会社の供給約款を専門的に見直すという話もありましたが、こちらの方は「素人さんには難しい」ということで具体的な説明をしてくれなかったからです。しかし、期待した効果が得られなかった場合は購入金額を全額返金するというので、「たとえ効果がなくても損はしないし、まあ、管理会社が勧めることだから心配はないだろう」と私もなんとなく導入に賛成してしまいました。当時は私も管理組合活動には無知無関心の一住人でしたので・・・。

で、導入後1年が経過して実際の効果はどうだったかというと、結果的には電気料金で月1万8千円(18%)もの削減が達成できました。コンサルティング会社からも誇らしげなレポートが提出されました。

精電器は結構効果があると思えるような数字ですが、実はカラクリがあって、精電器の導入と同時に東京電力の契約種別を普通の「業務用電力」から「業務用季時別電力」に変更したのです。「業務用季時別」は季節と時間帯によって電気使用料の単価が変動する契約形態で、簡単に言えば「昼間は割高で深夜は格安」の制度です(実際はもっと複雑な条件で計算されますが)。

コンサルティング会社からのレポートにあるのは電気料金の削減額だけで、肝心の消費電力の低減データがなく、精電器によって実際にどの程度の消費電力の節減になったのかがまったく分からないので、管理会社から東京電力の領収書のコピーをすべて送ってもらって、自分で計算してみました。

結果はたった4.5%の消費電力低減でした。ということは精電気を導入しなくても契約の変更をしただけで電気料金が(1-0.82/0.955)*100=14%の低減になっていたということで、夜間点灯している共用廊下の電灯の消費電力が大きかったことがわかります。でも、14%の低減ってもともとのコンサルティング会社の予測値そのものじゃないですか。つまりコンサルティング会社は仮に精電器によってまったく電力節減の効果が得られなくても、実測調査の結果、契約を「業務用電力」から「業務用季時別電力」に変更するだけで14%の電気料金低減になることが、あらかじめ分かっていたように思います。それを精電器(仕入原価がいくらかは知りませんが、そんなに高価なものには見えません)を高額で売りつけて、いかにもその効果のように見せかけているところが無知な「素人さん」を相手にウマい商売をしているなと思いました。

精電器の効果だけによる月4,500円の電気料金の節約で52.5万円の元を取るには10年近くかかる計算になります。精電器の法定耐用年数は10年で実際の寿命は15年程度のようなので、その間故障せずに動いてくれれば損はしない計算になりますが、もし寿命になった場合には、交換費用が月4,500円の節約額に見合うかどうかが判断基準になりますね。

まあ、うちのマンションは高い授業料を払ったということで。もちろん良心的なコンサルティング会社もあると思いますが、管理会社やコンサルティング会社から精電器の導入を勧められている方は、うちの事例をちょっとは参考にされるといいかもしれません。

 
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