JTU競技規則<改定案と補足説明と事例集>
第2章 競技者規範 第10条(競技ウェアへの表示)
第10条(競技ウェアへの表示)
- 競技ウェアへの文字やロゴ表示は、一般的に許可される。なお、大会により特別な規定が設けられる場合は、事前告知をする。
- 表示サイズは、レースナンバー(大会ゼッケン)を付けることを考慮し、レース番号・指定表示を上回るべきではなない。
補足説明
- レースナンバー(ゼッケン)は、競技者の認識番号(IDカード)である。審判・スタッフは、この番号を頼りに大会を運営する。かように重要である。そのため、これ以外のロゴ、表示が番号を上回って際立っていることを抑制する。
- 学生については、学生トライアスロン連合規定により、選手権および予選会では、「学校名、クラブチーム名」の表示に限定されている。なお、ユニフォームの商品ロゴは認められるが、限定サイズとなる。
状況例
- ワールドカップへの出場基準は、IOCそして他国際競技団体(IF)基準に準じ年々厳しさを増している。事前の案内も徹底しはじめた。これらに対し、競技者は一様に不満を示すが、一方でトライアスロン界はこれまで自由過ぎたとの声もある。
- こんななかで、A競技者は、F1レーサーのようにユニフォームのあちこちにスポンサーロゴを付けワールドカップのユニフォーム検査を受けた。
判断例
- 規定以外の場所へのスポンサーロゴは隠すか、別の基準にあったものに変えるかの指示を受けた。
第10条(競技ウェアへの表示)
- 世界選手権では所属国名を付けて競技することが義務付けられる。また、文字やロゴ表示は国名の文字サイズを上回ってはいけない。詳細については、ナショナルチーム規定/エージグループ派遣規定、大会規定による。
補足説明
- ITUでは、ワールドカップ、世界選手権への出場にあたり、厳しいユニフォーム規定を制定している。
- オリンピック出場にあたっては、IOC規定が適用される。
- 今後、都道府県選抜大会(全日本選抜)などでは、都道府県名を世界選手権での国名同様に付けることが一般化するかもしれない。
状況例
- 世界選手権では、国旗をあしらうなどそれぞれ趣向を凝らしたチームユニォームで出場する。しかし一方でこれらの指示どおりにユニフォームをつくれない国もある。ある国の競技者は、国名なしのユニフォームであった。
判断例
- 油性インクで大きく国名を書き入れ、特別に許可を受けて出場した。

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