JTU競技規則<改定案と補足説明と事例集>
第6章 自転車(バイク)競技規則 第24条(競技概要)
第24条(競技概要)
- (定 義)
- バイク競技は、規定のバイクに乗車し競技する。バイクから離れて競技することはできない。
- 不正箇所、急坂、故障などにより乗車がむずかしい場合は、降車し、押す、持ち上げる、担ぐなどにより競技を続ける(移動)ことができる。
- 乗車以外での競技は、他競技者への妨害や危険とならない状況でのみ許可される。
補足説明
- 当規則の要点は、バイク競技では、「ITUルール:バイクから離れて競技してはいけない」ということ。競技コース、ワールドカップなどドラフティング許可レースなどでは、「担ぐ」などは、きわめて危険な場合があり、審判員のチェックポイントである。
状況例
- 海外選手を多数招待した大会で、バイク上位選手が、途中でパンク、完全にフラットになってしまったバイクを力強く担いで、バイクフィニッシュ。ランも早く、上位に入賞した。
判断例
- ここでの判断基準は、当競技者が、周辺状況に気を配ったいたかどうかであろう。後続のバイク競技者が、このために邪魔になりロスタイムがあれば、担いだ競技者には注意あるいは警告が与えられるだろう。
- さらに、接触などで他競技者に妨害・危険行為があれば、安全管理義務違反で失格などもありえるだろう。

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