JTU運営規則<改定案と補足説明>
第16章 大会組織
第61条 (主催・公認大会実行委員会の組織) <全文追加>
- トライアスロンと関連する複合競技大会を主催・共催する団体は次のとおりである。
- 日本トライアスロン連合(JTU)
- JTU加盟団体、所属団体、地域団体
- 日本学生トライアスロン連合
- JTUおよびJTU加盟団体の承認を受けた団体
- 日本選手権、ブロック選手権、都道府県選手権は、所轄の競技団体が主催・共催する
- 世界選手権、ワールドカップ、公認国際大会は、JTUをとおしITUの承認により開催する。なお、アジア選手権大会は、アジアトライアスロン同盟(ASTC)が管轄する。
- 国民体育大会、都道府県民体育大会、アジア大会などでの実施では、都道府県体育協会および管轄団体の指示を受ける。
- 主催者は、JTU競技・運営規則および大会区分による規定に従い大会を運営する。
- 各地方自治体が大会実行委員会を組織し大会を開催する場合は、JTU加盟団体への開催申請を経てJTUに届け出を行い、必要な承認を受ける。
補足説明
- 全国高体連、全国中体連、同構成都道府県団体、実業団団体などについては、今後のJTUとの調整によるものとする。
第61+α条(主催共催の大会実行委員会の組織)
- JTU主催共催大会を開催するためには、開催予定日の6カ月から1年以上前に大会準備委員会を組織し、大会が公認基準により開催されるよう準備する。その後、大会実行委員会を発足する。
- 大会実行委員会は、JTU代表若干名およびJTU理事・専門委員会への委員就任を要請する。
補足説明
- 大会は、「地元主催者、関係省庁、競技団体、協賛企業、地域住民、メディアそしてボランティと競技者」の8本柱が一体となって、初めて大会の開催が実現する。この大きな柱には、さらに関連する多数の支援者が存在する。
- いずれも等しく尊重され、個々に要求されることを満たしていかなければいけない。創意工夫と知恵と努力の結晶が、トライアスロンそして関連複合競技の大会である。
第62条(大会実行委員会の業務・第1期)
大会実行委員会と所轄競技団体は、大会開催の6カ月前をめどに次の項目をJTUに報告する。
- 大会の概要とコース地図(5万分の1〜2万5千分の1)
- 競技会開催までおよび競技会のタイムスケジュール
- スタッフの配置計画書
- 審判員の配置計画書
- 大会組織図
- 事業概要
第63条(大会実行委員会の業務・第2期)
大会実行委員会は、大会開催の3カ月前までに次の項目をJTUに報告する。
- 受付および荷物受託の方法と計画
- 競技会およびそのイベント施設の詳細
- 交通規制対策の詳細計画書
- 救急医療対策計画書
- 最終申込書類と競技者選考方法
第64条(大会実行委員会の業務・第3期)
大会実行委員会は、大会開催の3カ月前をめどに次の項目をJTUに報告する。
- 最終決定競技コース(トランジションエリアの配置図、エイドステーションの位置、距離表示、危険箇所対策)
- スタッフの配置に関する詳細
- 競技審判員の配置
- 救急医療対策に関する詳細
- 交通対策に関する詳細
- 報道、取材に対する取り決め
- ローカルルールの取り決め
- 参加申込状況
- その他、前報告に対する変更事項
第65条(大会実行委員会の報告業務)
- 大会終了翌日に、競技結果を報告する。
- 大会終了後1カ月以内に、所定の報告書を提出する。
- 競技会終了後6カ月以内に、事業報告書を提出する。
補足説明
- 準備期間中は、関係団体の間で推移する状況の「報告・連絡・相談」が重要である。
大会開催では、小さな問題が大きな問題に発展することがある。大局から細部にそしてミクロからマクロへとクロスオーバーしながら準備を行う。

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