JTU新競技規則について(主要ポイント)
はじめに ルールブックを読むにあたって
JTU競技規則のまとめ(P77〜83)
トライアスロンを謳歌するために書かれたルールブックである
総則にはルールの解釈を行うにあたっての考え方が列挙してある
第1章/第2章 総則・競技者規範
ITU Competition RuleとJTU競技規則の関係
競技規則の適用者は?
(審判員だけでなく、競技役員、ボランティア等も含めて「大会スタッフ」として業務に応じて適用。)
競技者に求められるもの
(競技者である前に一人の社会人である。)
ドーピングは競技者自らの責任で守るもの
(知らなかったでは済まされない。)
第3章 共通競技規則
トライアスロンは競技者自らで(援助・助力の禁止)
緊急時の救助はむしろ積極的に
規則の遵守とコースの熟知義務
優先進路を守る
危険行為の禁止
競技続行に不安があるときは自らの意志で競技中止を
競技を中止したら再開できない(危険回避などでの一時停止を除く)
コース離脱と逆走
ウェアは競技に適したものを
レースナンバーは見やすいように(変造は禁止)
機材はメーカーの取り扱い方法を守り、常に整備された状態で
機材の検査は事前のみではない
新技術の導入は競技規則に抵触しなくても事前に許可を受ける
第4章 スイム競技規則
スイムの距離は実際に泳ぐ距離、計時はスタートからスイムフィニッシュまで
危険行為の禁止
スイムはスイムに適したウェアで
特殊ウェアは(財)日本水泳連盟が認めたものはOK(条件あり)
ウェットスーツの形状は両腕、両足が出ていればよい(下半身のみは不可)
ウェットスーツの厚さは5mmまで
第5章 トランジションエリア規則
トランジションエリアは競技コースの一部
エリア内乗車禁止=バイクにまたがってはいけない
ラックからバイクをはずす前にヘルメットストラップを締める。ラックにバイクをかけてからヘルメットストラップをはずす
乗車ラインを過ぎてからバイクに乗る
降車ゾーンの考え方
第6章 バイク競技規則
バイク競技は乗車が基本
距離は乗車位置から降車位置まで
コース逆走の禁止(落し物、コースミスしたら降りて戻る)
キープレフトを守る
ドラフティングとドラフティングゾーンの考え方
(バイクの後輪から後方5m、横幅2m)
(従来はバイクの前輪から後方7m、横幅3m)
選手が他選手からのドラフティングを拒否できる
追い越し方法
(15秒以内に追い越すことができる場合ドラフティングゾーンに入れる。)
(基本は右から追い越すのであるが、左側から追い越しても即違反ではない。)
ドラフティング許可レース
車両規定
(ドラフティング許可レース以外は従来とほぼ変更なし)
(ドロップハンドルは下を握れないほどカットしてはならない)
(ハンドルバーに胸を乗せて走るオゥブリースタイルの禁止)
ヘルメット規定
第7章 ラン競技規則
競技の基本は走行。危険回避、体調保全のたの徐行や歩行は可
競技コースはランスタートから総合フィニッシュまで
一度フィニッシュしたら再度競技コースに入ってはならない
フィニッシュは胴体の一部で判定
フィニッシュ時の競技者精神
同伴フィニッシュは条件付で許可
第8章 注意・指導とペナルティー(罰則)
考え方
ストップ・アンド・ゴーやタイムペナルティーはバイク競技以外でも適用可
競技中に失格宣告した場合でも、重大な問題がない限り競技は続行させるこ
第9章 自己申告とプロテスト(抗議)
競技中に注意又はペナルティーを受けた者は審判長に状況説明できる。
例えペナルティーなど受けていなくても、自らルール違反したと判断したときは状況説明できる。
第一段階として抗議は口頭でよい
抗議者が事実関係を示す
ドラフティング違反、危険行為、スポーツマン精神に反する言動に対する「判定」には抗議できない
抗議を申し立てるものは、審判長の指示に従い事情聴取に応じる
第10章 アピール(上訴)
上訴は、審判長の裁定に再考を求めるもの
「判定」に対する上訴はできない
上訴は大会本部に
上訴委員会の裁定に不服があれば所轄競技団体の理事会へ申し立て
さらにはJTU理事会→JTU総会へ(JTU総会が最終調停機関)
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