本書はインターネットを使うと最も効果的にご利用頂ける様デザインいたしております。 特に図版や他ページの参照については、マウス・クリックでリンク先を容易に参照出来ように してあります。 各部分は次の様な構成・用途・内容にしました。 「天気図を読む」 :気象の理論を理解するための道は、天気図をよく読み、よく推理することに あると思いますが、「気象理論」部分への道しるべ代わりとして数ページにわたり 各種の「天気図」を示しました。 「気象理論」 :「天気図を読む」の天気図に表現されている[気象要素]及び関連事項について、 その理論的背景:即ち気象要素等の[意味、用途、プリミティブ方程式等との関連] を解説します。 「計算」 :天気図記載の気象要素の数値を検証・傍証し、以て理論の理解を定着しよう とする試みです。単に数字を算出するだけでなく、考え方の本質を説明するよう にしたつもりです。 「コラム」 :理論・計算の部分を補足するもので、筆者の個人的な意見や見方を、 随筆風な感じで書きました。言わんとする意図を汲んでいただければ幸いです。 「付録」 :理論・計算を理解するための前提・参照用としました。 読者のタイプに応じたご使用のヒント。
1.好奇心旺盛な人 : 索引と目次をご利用下さい。あなたの求める事項があることを祈ります。
Webのリンク先や参照文献にあたって見ることもおすすめします。
2.なんらかの疑問点を持っている人
: 多分多くのことを理解されておられることと思います。
「コラム」をご覧頂きますと新たな発見や、解決の糸口が見つかるかも
知れません。とくにP.59の「視点」はヒントになるかも知れません。
疑問点が解決出来ない場合は、一緒に考えませんか。
3.体系的に知識を整理したいと思っている人
: 気象道の箇所を参考とされ、ご自分の視点で気象のストーリーを確立して
下さい。P.36 「物理過程」の世界から「気象力学」を考えてみることが、
一つのヒントになるかも知れません。
4.インターネットが使える環境下の読者にとっては
: 本書は気象の理論を理解するための「攻略本」として、
最も生き生きとご使用頂けるものと思います。
リンクのネットサーフィンを縦横にご活用下さい。
5.全くの初心者 : 本書の非対象者です。しかし、それでもかまわなければ、先頭から読み始め
て下さい。気象の世界のいろいろな約束事は省略してありますが、
付録の基礎的事項を時には参照され、[温位と移流]をマスターして下さい。
当書を読了された時点で、天気図を読むための理論的根拠を示すことが
出来る様になっていることを期待しております。疑問点が残る場合は、
筆者あてその旨、E−Mailをお送り下さい。
6.気象の専門家の人々
: 本書の非対象者です。小書は気象の素人が最大限努力して作ったもの
ですが、笑止千万な議論があると思われるかも知れません。
ご批判は大歓迎です、また過誤をご指摘頂ければ幸甚です。
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