AZR05 太陽・地球・大気圏
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Last Updated:1998-4/01
[ Slow but Steady ]
私たちは、
すぐ天気図をひろげよう
としますが、
忘れてならないのが、
地球規模以上の
自然の動きのことです。
この動きは
ものすごく大きな、
規模で、変化が
ない様に見えても
確実に変化します。
宇宙、太陽、地球の存在。
太陽熱、
地球の公転・自転、重力
−−−>
これらは
決定論的な世界です。
[ Rapid and Changing ]
この環境の中で、
日々人間に感知できる
スケールの気象現象を
論じます。−−−>
この世界は、
疑わしい世界です。
私たちは、
図のような世界にすんでいます。
地球の半径6000Km、
これに対し大気層は対流圏の
厚さが10Km。
この 600:1の
「誤差」の範疇とも思えるような中に
激しい気象現象が生起します。
その激しい現象も、さらに細かく
見てゆくと、ミクロな水の相変化があることが
わかります。
このミクロの世界が、
またそれを包含する系全体に影響を
及ぼします。
相互影響と 影響の連鎖の世界です。
この影響の程度を予想しようと
することが、
「天気の予想」です。
天文学は「質点」を扱えば
よい様ですが、「天気の予想」には質点だけでなく、
その集合としての
「流体」を扱わなければならないため、
現象の因果関係をコンピューターに
かけられるほどには
定式化出来ないようです。