鉛直P速度とは、いったい「何者」でしょうか。
前ページでは、あまり深く考えずに「鉛直P速度」と言う
テクニカル・タームを使っていましたが。。。。
(A)大気がある気圧高度からその上部の気圧高度へ移動するときの
速度のことでしょうか。
(たとえば、700hPaから500hPaまで上昇するのに
100秒かかったとするとき、
(500−700)/100=−2hpa/sec
と表されるものでしょうか)
(B)あるいは、ある高度において、時間あたりの気圧変化を
意味しているのでしょうか。
(たとえば、3000mの高度において、その高度での気圧が700hpa
から 690hPa まで下降するのに100秒かかったとするとき、
(690−700)/100=−0.1hpa/sec と表されるものでしょうか)
(C)あるいは、ある気圧面における気圧の微少変化量を微少時間でわり算したものでしょうか。
(たとえば、700hPaの東圧面において、0.01hPa下降するに要した時間が
0.01秒であったとするとき、
(−0.01)/0,01=−1hpa/sec と表されるものでしょうか)
どうも、(C)のようです。Eulerの見方をする様です。
P.10 「風」で検討したのと同様の考え方を適用するとよいと思います。
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