AZR21 気象の理論  気圧
    前頁 次頁 目次  PageLink Last Updated:1998-3/12
気圧に関する原理的な話。−−−>P.65 圧力の等方性P.65 パスカルの原理 を参照下さい。

高気圧、低気圧形成のメカニズム:
    大気の大循環による。
    局部的な温度の不均衡による。
    風のシヤーによる、等。
高気圧、低気圧発達のメカニズム:
    高気圧の形成:上層での収束量が下層での発散量を上回る。
                       −−−>気圧が上昇する。−−−>下降流が必要な理。
    低気圧の形成:上層での発散量が下層での収束量を上回る。
                       −−−>気圧が低下する。−−−>上昇流が必要な理。

背の低い高気圧と背の高い高気圧の話。
    熱エネルギーと位置エネルギーの関係にも話が及ぶ予定。
    理解のための概念図。−−−>下図参照。

       (温度 T や密度 ρ は 平均値で考える。)
    それぞれ、冷たい高気圧、温かい高気圧とも言われます。
    温かい高気圧は、ハドレー循環の下降気流により断熱昇温し、沈降性逆転層が形成されます。
    冷たい高気圧は、 地表の放射冷却により設置している大気が冷やされて出来ます。 

    上空5000mに円形の等圧線が描ける時、背の高い高気圧 と言う
        <−−NHK気象ハンドブック、P.172より。


上記の話は、気圧が静止状態に有るときを論じました。 話が変わるように見えますが、大気の膨張/収縮に伴う、気圧のなす重要な仕事を考察しておきます。    PV=nRT よりPとVの増減は、外部仕事を表します。    P.64 気圧による外部仕事