AZR47 気象の計算  湿度・湿数
    前頁 次頁 目次  PageLink Last Updated:1998-3/15

 露点Td,地上気温T を与えて、凝結高度hを計算する方法。

      戸外で晴れた日、ビールを飲みながら、ガラスコップに水滴がつくときの表面温度を測定したら5度であった。
      その時の気温は15度であった。 このときの凝結高度を算出せよ。

         h=125(T−Td)
          =125(15−5)
          =1250m
      (丹沢の三角形の山 : 大山に雲がかかる高度です)
      (この「露」に関して、天井の露もご覧下さい) 

正野重方著、気象力学、P.47 凝結高度 の箇所にこの式の導出過程が記述されています。
この式を、Henningの公式と言うそうです。
適用するにあたっては、大気の状態等により、誤差が生じることがある、と報告されています(同著)。