AZR51 コラム  角運動量保存則の話
    前頁 次頁 目次  PageLink Last Updated:1998-3/15

角運動量保存則の話 :

  猫は逆さまに落とされても、ちゃんと着地出来る。

    フィギュア・スケーターは角運動量保存則を身をもって、実感している。

  気象予報士は、角運動量保存則をいかにとらえているのでしょうか。
    偏東風、偏西風、大循環を議論するときに登場して来るようです。
    地球と大気は角運動量を授受して相互にバランスしているようですが、
    どうもピンと来ない物理量ですね。
    (これと似た経験として「渦度」の話も、よく分かりません)

  そもそも、角運動量なるものが正体不明です。
    更に角運動量が保存されて、何がどうなるのかが具体的に分らない。
    角運動量保存則を知らなくとも天気の予想はできるでしょうが、でも、筆者の勉強不足です。
  いずれヒマが出来たら、勉強しようと思っています。
    ヒマができて、神田の古書店で「角運動量保存則」なる本(物理学One Point シリーズ、
  有馬朗人、大月義彦著、共立出版) を探し出して、買い求めました。
    一読しましたが、やはりわかりません。
  分かるためには、なんらかのベース、前提知識がいるのでしょうか。 
  本当は、このページで「角運動量」とは何か、の解説ができればよかったのですが、
  現在の私には impossible ! です。
 
  どうも、理論には眼前の現象を説明する理論と、その背後にある現象を説明する理論の
  2種類の理論がある様な気がします。この角...の法則は後者に属するようです。
    一般的に言って後者の背後のような理論は、あまりにも大きく、
  それこそ「雲をつかむ」ような話みたいな気がします。
      (私に理解できなくても、世の中、動いていますので、
       その理論はやはり有用なのでしょうね。
      「あたりまえだ」と叱られてしまいそうです。
       だけど、なんでそんなに ムズカシイ のでしょうかねー。
       人間の神経細胞は、直線運動はよく受け入れますが、
       回転運動になると、目を回してしまうせいでしょうか)