AZR61 基礎知識 微積分
    前頁 次頁 目次  PageLink Last Updated:1998-2/15
微積分 
時間変化を伴う大気の動きを微細化し、また積み重ねて動きを形にします。

即ち、積分形の式は 観測・考察できる物理量(時間、距離、力、仕事等)を
          微少部分にして考えた時、それらの微少部分が全体としてどのような
          形になるかを知るため、〈即ち一つの形に戻すため、)
          微少部分を積み重ねる〈合計する〉ことに相当します。

   微分形の式は 時間や距離などの有限な形や量〈人間が知覚・観測・観察できる量)を、
          無限に小さくしてその時の変化率や傾きを表現し
          対象物の動きや形の特徴を考察・推定しようとするものです。

   「微分」と「積分」はこのように物事の動き、変化を考察するとき、
          表裏一体となる「分析と統合化」の一つの手法です。

   いずれにしろ、「形や動きは、即ち全体として或いは個として認識されるものは、
          微少部分から構成され、分けられた微少部分は、また全体を再構成出来ます。」

   方程式の中の 一つ一つの項は、全体・個・部分 に関する それぞれの意味を有しています。