Meteorological Visual Presentation (MVP)

飛行機雲 Contrail 2005-January Home page 飛行機雲の最初のページへ
■ ◎1月31日の大気の状況:気象庁天気図。 Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   本日、朝は、快晴である。寒波襲来との天気予報であるが、 昨夜のエマグラム(輪島、館野):この調子で行けば、本日は飛行機雲の形成の見込みは少ない、と考えます。(午前8時での予想)   
■ ◎1月30日の大気の状況:気象庁天気図。 Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   本日4−6時ごろ神奈川では、少し風が出た、前線通過と考えられる。朝は、快晴である。 昨夜のエマグラム:この調子で行けば、本日も飛行機雲が見えるだろう。(午前8時での予想)   ◎飛行機雲は、午前中(ほぼ快晴)見えず。 昼過ぎから上層に雲、この雲の様子では、飛行機雲が出来そうだと予感した(2時半頃)。 果たして、4時過ぎには、多数見られるようになった。写真は午後5時のものです。 ずいぶんとゆがんでいます。 飛行機雲は、巻層雲の上及び下の両方に出来ていました。 
■ ◎1月29日の大気の状況:気象庁天気図。   終日雲も多く、飛行機雲は見えなかった。(本日は、継続的な観察できず)
■ ◎1月28日の大気の状況:気象庁天気図。   ◎飛行機雲、左、午前8時01分。中央、午前8時22分。 右、午後4時半、雲(絹層雲)の下に飛行雲あり。  
■ ◎1月27日の大気の状況:気象庁天気図。   Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   前日21時の館野の高層大気の状況は、下図のようで、高度1万m付近で、−50度よりも少し高い。 本日、飛行機雲の形成は微妙です(午前7時ころの予想。) 7時30分、飛行機雲発見。写真の飛行機雲は、10分程度の寿命。圏層雲の形成もあり。 8時頃までに何本も見えた。上層風はWNW、中層、低層はS風。中央の写真は、太陽と幻日。右の写真は、ねじれ状の飛行機雲。 韓国の束草の高層大気は、下図の如し。 この大気が日本に来るとすれば、本日は、終日飛行機雲がみえることになるであろう。(午前8時50分の予想)
■ ◎1月26日の大気の状況:気象庁天気図。   Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   前日21時の館野の高層大気の状況は、下図のようで、高度1万m付近で、−50度程度。 天気は、全般的に曇りなのですが、うまくすると、本日も、飛行機雲が見えるかも知れません(午前7時ころの予想。) 天気は午後から回復し、薄日も見えるようになってきました。 結局、高層大気の温度が、上昇しました。終日飛行機雲は見えませんでした。
■ ◎1月25日の大気の状況:気象庁天気図。   Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   前日21時の館野の高層大気の状況は、下図のようで、昨日同様、高度1万m付近で、−50度よりやや低い。 うまくすると、本日も、飛行機雲が見えるかも知れません(午前5時ころの予想。) 午前中一時的に快晴でした。飛行機雲らしきものあり。しかし未確認。 正午過ぎ、圏層雲でき、かつ飛行機雲もできるようになった。 長時間消えずに残っているもの、出来たが数秒以内に消えてしまうものもあった。 写真の飛行機雲は、全体が帯状で、しかも「ねじれて」います。
■ ◎1月24日の大気の状況:気象庁天気図。   Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   前日21時の館野の高層大気の状況は、下図のようで、昨日同様、高度1万m付近で、−50度よりやや低い。 うまくすると、本日は、飛行機雲が見えるかも知れません(午前9時ころの予想。) 期待した通り、午後から見えるようになりました。特に2時半以降よく見られるようになりました。 左の写真は、低層の積雲が通過した後に現れた飛行機雲です。 中央の写真は、飛行機雲が拡散し、ふちが透明になって見えます。そこは、下降流になっているのであろうか。 右の写真は、飛行機の機影が見えます。2本の飛行機雲はねじれているように見えます。寿命は数秒でした。   
■ ◎1月23日の大気の状況:気象庁天気図。   Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   終日曇り、飛行機雲見えず。高層大気は、1万mでー50度。
■ ◎1月22日の大気の状況:気象庁天気図。   Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   前日21時の館野の高層大気の状況は、下図のようで、昨日同様、高度1万m付近で、−40度よりやや低い程度でした。 この調子で行けば、本日は、飛行機雲が見えないかも知れません。(午前7時の時点での予想) その後、上空の気温は、下がり傾向です。 名古屋の読者が、飛行機雲の写真左、(午前8時少し過ぎ撮影)を送って下さいました。 右は、たまたま撮影した写真に写っていました(調布学園にて、午前10時ごろ)
■ ◎1月21日の大気の状況:気象庁天気図。   Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   前日21時の館野の高層大気の状況は、下図のようで、高度1万m付近で、−40度よりやや低い程度でした。 この調子で行けば、本日は、飛行機雲が見えないかも知れません。(午前10時ころの予想) 結局、本日は、予想したとおり飛行機雲が見えなかった。
■ ◎1月20日の大気の状況:気象庁天気図。   Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   前日21時の館野の高層大気の状況は、下図のようで、高度1万m付近で、−50度ほどでした。 この調子で行けば、本日も、飛行機雲が見えるかも知れません。低気圧の影響もほとんどないようです。(午前7時ころの予想) 本日は、結局見えなかった。00UTCの館野の1万mでは、およそ−45度程度と、少し温度が上昇したようです。 このためかも知れません。 なお、外出先の東京ビッグサイトから北方を見たとき、積乱雲が発達していました(午後2時ごろ)。
■ ◎1月19日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(輪島、浜松、館野) 及び METAR(羽田RJTT)。     さて、前日21時の館野の高層大気の状況は、下図のようで、高度1万m付近で、−50度ほどでした。 この調子で行けば、本日は、飛行機雲が見えるかも知れません。 懸念材料としては、日本海の低気圧による、南西風の入り込みがどの程度高層にまで及ぶか、 興味深いところである。200hPaの高度では、西風〜西北西の風が予想されるので、 影響はほとんど無いと考えられるが、、、。 本日は予期したように多くの飛行機雲が(朝9時ごろから)見られました。但し、ほとんどのものの 寿命が短く、空を見張っていないと、何も気づかないで過ぎてしまいそうでした。 左の写真は午後2時半ごろの飛行機雲、多摩川二子橋付近で撮影。 中央の写真は午後4時半ごろの飛行機雲、自宅にて撮影。 右の写真は、午前11時ごろの積雲(川崎市等々力緑地にて)。
■ ◎1月18日  
■ ◎1月17日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(輪島、浜松、館野) 及び METAR(羽田RJTT)。     本日は、朝から快晴。しかし気温が高く出来ないだろうと思っていた。 しかし、16:10ごろ一本できていました。 ちなみに、当日21時の館野の高層大気の状況は、 下図のようで、高度1万m付近で、−40度ほどでした。 午後4:16 の写真。何ゆえ出来たのであろうか?? 00UTC & 12UTC のエマグラムを見る限り−50度以下になったようには思われない。 温度だけでは、飛行機雲形成の話は出来ないようです。
■ ◎1月16日 ◎1月15日 低気圧通過による雲や降水などのため、飛行機雲見えず(出来ず??)。
■ ◎1月14日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(輪島、浜松、館野) 及び METAR(羽田RJTT)。      本日も、朝から快晴。飛行機雲は出来るだろうか?と思って西空を見ると、7:25AMすでに数本出来ていました。 ちなみに、昨夜の各地点の高層大気の状況は、 下図のようで、高度1万m付近で、−50度ほどでした。    午前7:25の写真(左)。なお、右の写真は、東方へ流れた飛行機雲及び新たに出来たものと思われる。 午前9:05の写真。飛行機雲はちょうど巻雲の高度付近で、それより少し下、或いは少し上にあるように見えます。
■ ◎1月13日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(輪島、浜松、館野) 及び METAR(羽田RJTT)。      本日も、朝から快晴。飛行機雲は出来るだろうか? ちなみに、昨夜12Z館野の高層大気の状況は、 下図のようで、高度1万m付近で、5度ほど低くなったが、やはり、出来そうも無い?? 本日00Zのエマグラムをみると(上図)1万mでは、−50度以下になった。→飛行機雲の可能性大きい。 午後3時ごろになって、快晴の空に小さな巻積雲現れ、すぐ消えた。 しかし、次第に巻雲、巻層雲が広がりだした(左から2枚目)。 予想たがわず、飛行機雲も見えるようになった。 以降夕方五時ごろまで、多数の飛行機雲がほぼ西南西方向の空に形成された。 幻日(左の写真)も見えた。→画面から少し離れて、角度を変えてみると色づいて見えます。 回転しているように見える(右から2枚目)、 (一番右の写真)→日没後にも見えたが、右の飛行機雲は、「こより状」にねじれている。
■ ◎1月12日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   本日は、朝から快晴。飛行機雲は出来るだろうか? ちなみに、昨夜12Z館野の高層大気の状況は、 下図のようで、このままでは、出来そうも無い?? 17時現在、予想通りできなかった。
■ ◎1月11日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   本日は、朝から快晴。昼から雲が出てきた。飛行機雲見えず。
■ ◎1月10日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   本日は、朝から晴天。しかしながら、飛行機雲見えず。
■ ◎1月9日の大気の状況:気象庁天気図(HBC)。  Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   本日は、朝から晴天。しかしながら、飛行機雲見えず。
■ ◎1月8日の大気の状況:気象庁天気図(HBC)。  Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 及び METAR(羽田RJTT)。   本日は、晴天。夕方飛行機雲あり。
■ ◎1月7日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(輪島、浜松、館野) 及び METAR(羽田RJTT)。     本日は、朝から快晴。しかしながら、飛行機雲見えず。
■ ◎1月6日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(輪島、浜松、館野) 及び METAR(羽田RJTT)。 午前中、晴れ。午後、曇りから雨。      
■ ◎1月5日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(輪島、浜松、館野) 及び METAR(羽田RJTT)。       気象衛星画像(KMA & JMA)    ◎正月5日目、昨日よりは、体感温度低く、大気は乾燥・冷涼。快晴。 飛行機の爆音は聞こえるが、飛行機雲は終日見えず。
■ ◎1月4日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(輪島、浜松、館野) 及び METAR(羽田RJTT)。         ◎正月4日目、昨日よりは、体感温度高く、大気は湿っている様子で、上空に雲多し。飛行機雲は見えなかった。
■ ◎1月3日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(輪島、浜松、館野) 及び METAR(羽田RJTT)。         ◎快晴の正月3日目、昨日と同様快晴である。果たして、昨日同様の飛行機雲が形成されるであろうか。 (2005年01月03日、午前10時30分ごろ、南東の方向) 。  予期したごとく(昨日よりやや遅れたが)、飛行機雲が現れた。 左右の飛行機雲がねじれて、重なり合っている状況に注目してください。 昨日よりは、雲の継続時間が心もち長いようだ。約30分の間に10本程度形成された。 午前11時30分ごろより、風が少々出だした。西空には、このような雲が出てきた。 なお、飛行機雲は、時々南の遠方などに出来ている。午後3時過ぎには黒雲来る。太陽の右20度に幻日もあり。  
■ ◎1月2日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(輪島、浜松、館野) 及び METAR(羽田RJTT)。         ◎快晴の正月2日目、飛行機雲形成多し、但し皆、数秒で消える。 (2005年01月02日、午前10時00分ごろ、南東の方向) 。  太陽付近を通過した同じ飛行機の飛行機雲。   (2005年01月02日、午前10時30分ごろから11時ごろにかけて)。  いずれも成田発と思われる飛行機3機。それぞれ機影が見える。 形成された飛行機雲は、ねじれて流れているように見える。 →この「ねじれ」は、航空力学で知られている飛行機の主翼から生じるに よるものです。主翼においては、「翼端渦とU字渦(馬蹄形渦)」が形成され、これらの渦が主翼から 離れた後方で合体し、1つの渦となります(主翼の左右に1本ずつ、合計2本)。この渦に飛行機の エンジンから排出された水蒸気が「乗り込み」、凝結し、昇華し、雲となります。なお、主翼近くでは、 エンジンの数に応じた本数の飛行機雲が形成されます。(4発のエンジンなら、最初は4本の飛行機雲が 形成される。)流体力学の理論(或いは、航空力学の理論)として、翼端渦やU字渦を知ってはいましたが、 実際に可視化した状態でねじれを見たのは、これが初めてです。 (渦は、尾翼から出ているように見えるが実際は主翼から出ているはずです。→下の4時25分の写真で  明瞭に分かります。)(撮影条件:光学10倍、F8, 1/400Sec)    なお、航空力学(翼端渦)の理論によれば、渦の回転方向は、機体の後方から前方を見るとしたとき、 左翼側は右回転、右翼側は左回転となるのですが、上掲の写真は必ずしもそのようには見えません。 今後、事例を重ねるとともに、要調査です。 なお、正午前後から、飛行機雲の形成やんだが、午後3時以降短いながらも、南〜西空に飛行機雲多数形成あり。 (2005年01月02日、午後4時25分ごろ、南西の方向) 。  後引き渦をさらに見る。(飛行機及び飛行機雲は下面から日光を受けている)   ○飛行機雲の形成に関しての研究及び書物としては、   飛行機雲関連のリンク    フェアバンクスの飛行機雲プロジェクト 及び   Dynamics of Meteorology and Climate (R.S.Scorer) をご参照ください。 また、飛行機の主翼に形成される渦は、市販されている航空力学や流体力学等の本に記述があります。 ○飛行機雲の長さ、寿命、高度を計算する(ごくラフな計算です):   飛行機雲の高度等の計算 
■ ◎1月1日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム 及び METAR(羽田RJTT)。   ◎快晴の元日、(2005年01月01日、午前07時30分ごろ、東南東の方向)  終日飛行機雲なし。
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