Meteorological Visual Presentation (MVP)

飛行機雲 みどころ集 Remarkable Contrails 2004-2005 Home page 飛行機雲の最初のページへ 飛行機雲の高度の計算。 2004年毎月(1日)のエマグラム
■   ■2005年04月の飛行機雲みどころ (04月03日、とらえたぞ。飛行機翼端からの飛行機雲)   ■2005年03月の飛行機雲みどころ (03月21日、交差している飛行機雲)   ■2005年02月の飛行機雲みどころ (02月17日、高度11300mでみた飛行機雲)   ■2005年01月の飛行機雲みどころ (01月02日、後引き雲、ねじれて流れているように見える飛行機雲)   ■2004年12月の飛行機雲みどころ (12月27日、逆飛行機雲、夜間の飛行機雲)   ■2004年06月の飛行機雲みどころ (06月02日〜3日、幻日、光環)   ■2004年05月の飛行機雲みどころ (05月17日、逆飛行機雲)   ■2004年04月の飛行機雲みどころ (04月16日、レーリーテーラー不安定の飛行機雲、アニメーション)
■ ◎4月3日、欧州旅行からの帰途、成田空港着陸態勢(6pm頃)の飛行機(CI104)の翼端からVapor Trail が見えた。
  着陸態勢の飛行機では、デジタルカメラの使用は禁止されているため、インスタントカメラにて撮影した。 飛行機は、雲の中を飛行していた。なんとなく、翼後方に飛行機雲らしきものが見えたので、ピンときた。 待ち構えていると、はたして、翼突端の回りこみ渦を防止する板の後端部から、1条の雲が形成されてきた。 これは、Vapor Trailといわれる飛行機雲で、水蒸気がcavitationの効果を受けて出来るものである。 (なお、同行の友人によれば、ローマ空港で着陸態勢の飛行機からも、Vapor Trail が見えたという ことである。) いずれも、大気の状況は、非常に湿度が高い状態であったと推定される。 このページの先頭へ戻る
■ ◎3月21日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(館野) 
  夕方、5:30〜6:00pmの間に天頂および西空に何本も確認した。いずれも長いものであった。 本日のデジカメは、CANON Power Shot A95 です。 なお、上空200hPaあたりの気温は、-52℃ほどです。   3本のうち、1本はレーリーテーラー不安定である。この不安定性は、何故だろうか。 大気の条件は、ほとんど同じだ、とすると、エンジンからの排出ガスの温度や構成粒子の性質、 形状などの相違か。エンジンの口径(?)の相違か? このページの先頭へ戻る
■ 2月中旬訪韓し、帰国途上の飛行機(OZ104)の窓から高度11,000mの雲海の上、はるか遠方に飛行機雲を2回視認しました。 写真を現像してみましたが、(雲海との間隔が非常に狭かったため、)解像度が悪く、ポジの状態で何とか分かるが、 PCへ持ってきても識別できませんでした。
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■ ◎1月2日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム(輪島、浜松、館野) 及び METAR(
羽田RJTT)。         ◎快晴の正月2日目、飛行機雲形成多し、但し皆、数秒で消える。 (2005年01月02日、午前10時00分ごろ、南東の方向) 。  太陽付近を通過した同じ飛行機の飛行機雲。   (2005年01月02日、午前10時30分ごろから11時ごろにかけて)。  いずれも成田発と思われる飛行機3機。それぞれ機影が見える。 形成された飛行機雲は、ねじれて流れているように見える。 →この「ねじれ」は、航空力学で知られている飛行機の主翼から生じるに よるものです。主翼においては、「翼端渦とU字渦(馬蹄形渦)」が形成され、これらの渦が主翼から 離れた後方で合体し、1つの渦となります(主翼の左右に1本ずつ、合計2本)。この渦に飛行機の エンジンから排出された水蒸気が「乗り込み」、凝結し、昇華し、雲となります。なお、主翼近くでは、 エンジンの数に応じた本数の飛行機雲が形成されます。(4発のエンジンなら、最初は4本の飛行機雲が 形成される。)流体力学の理論(或いは、航空力学の理論)として、翼端渦やU字渦を知ってはいましたが、 実際に可視化した状態でねじれを見たのは、これが初めてです。 (渦は、尾翼から出ているように見えるが実際は主翼から出ているはずです。→下の4時25分の写真で  明瞭に分かります。)(撮影条件:光学10倍、F8, 1/400Sec)    なお、航空力学(翼端渦)の理論によれば、渦の回転方向は、機体の後方から前方を見るとしたとき、 左翼側は右回転、右翼側は左回転となるのですが、上掲の写真は必ずしもそのようには見えません。 今後、事例を重ねるとともに、要調査です。 なお、正午前後から、飛行機雲の形成やんだが、午後3時以降短いながらも、南〜西空に飛行機雲多数形成あり。 (2005年01月02日、午後4時25分ごろ、南西の方向) 。  後引き渦をさらに見る。(飛行機及び飛行機雲は下面から日光を受けている)   ○飛行機雲の形成に関しての研究及び書物としては、   飛行機雲関連のリンク    フェアバンクスの飛行機雲プロジェクト 及び   Dynamics of Meteorology and Climate (R.S.Scorer) をご参照ください。 また、飛行機の主翼に形成される渦は、市販されている航空力学や流体力学等の本に記述があります。 ○飛行機雲の長さ、寿命、高度を計算する(ごくラフな計算です):   飛行機雲の高度等の計算  このページの先頭へ戻る
■ ◎12月27日の大気の状況:気象庁天気図。  Wyoming Univ.のエマグラム 及び METAR(
羽田RJTT)。    ◎飛行機雲の写真1枚(2004年12月27日午前10時00分)西南西の方向 逆飛行機雲(Distrail)が画面やや右側にあり。低空に1本通常の飛行機雲あり。   ◎飛行機雲の写真数枚(2004年12月27日午後8時00分)南東の方向 夜間の飛行機雲(オリオン星座の三ツ星にかかっている)、及び月にかかっている飛行機雲。(撮影条件:F2.8、16Sec.開放)     このページの先頭へ戻る
◎6月03日の大気の状況: 気象庁天気図。Wyoming Univ.のエマグラム 及び METAR(
羽田RJTT)。         ・6月03日の天気、晴れ。  ・太陽の周りに光環あり(11:00前後、視半径約10°、巻層雲)。付近に飛行機雲数本あり。      ・幻日(17:40ごろ)、昨日とほぼ、同じ大気条件のようだ。飛行機雲は、夕方、10本余り見えた。    ★★★ 幻日や光環(ハロー)の写真は、PC画面から数mはなれて見ると、よく分かります。試してみてください。
◎6月02日の大気の状況: 気象庁天気図。Wyoming Univ.のエマグラム 及び METAR(羽田RJTT)。         ・6月02日の天気、晴れ。 ウィンドプロファイラーは、6000〜7000〜8000mに下降気流あり。(降水で無く、大気の下降と推定。) ◎飛行機雲等の写真(巻層雲の上に、飛行機雲、午前中、10本程度。午後〜夕方に、10本余り。      ・太陽の周りに光環あり(12:00前後、視半径約10°、巻層雲)       ・幻日と飛行機雲(左17:20及び右18:05、太陽からの視半径約20°)    このページの先頭へ戻る
◎5月17日の大気の状況: 気象庁天気図。Wyoming Univ.のエマグラム 及び METAR(
羽田RJTT)。         ・5月17日の天気、未明、曇り。日中晴れ。 ◎飛行機雲の写真2枚(2004年05月17日午後6時頃)      ・飛行機雲の観察:→飛行機雲数本あり。さらに、逆飛行機雲 Distrail か?→上の写真、 数本見ゆ。  飛行機は、巻層雲の上あるいは巻層雲の下を通過、視直径約10分程度。  このページの先頭へ戻る
◎4月26日の大気の状況: 気象庁天気図。Wyoming Univ.のエマグラム 及び METAR(
羽田RJTT)。気象庁衛星画像。          ・4月26日の天気は、早朝、雲量2の晴れ、Misty。/午前中 Misty、飛行機雲10本あまり形成。午後にも数本形成。  夕方、雲量8、雲がやや厚みを増してきたが、WF接近のためか。やや冷気だ。なお、西空に数本の飛行機雲有り。 ・早朝の雁の編隊  ・関東及び周辺のウィンドプロファイラーは、次第に乱れが見られるようになってきた。 ◎飛行機雲の連続写真。(2004年04月26日午前10時45分ごろ) ・飛行機雲の観察:→飛行機雲が形成されていく様子をアニメーションにしました。            何本も飛行機雲が形成されているところへ、さらに割り込んで入っていく様子が見えます。
◎4月16日の大気の状況: 気象庁天気図。Wyoming Univ.のエマグラム。         ・4月16日の天気は、早朝曇り。  日の出と共にはれてきて。快晴となった。殆ど無風。  午前は、はれ、高層に雲あり。巻層雲。地上風少々2-4m/s。  正午近くには、快晴となった。 ・その後、日中から夕方、さらに夜にかけて、快晴であった。飛行機雲は何も出来ず。 ・翌朝、早朝は無風、薄い雲あり。→写真→17日の記事中に。  ・関東及び周辺7地点のウィンドプロファイラーには、殆ど乱れが見られなかった。 ◎飛行機雲の写真(2004年04月16日午前10時ごろ)      ・飛行機雲の観察:    今日もうっすらと、あるいは、途切れ途切れに飛行機雲の形成あり、    流されるのがやや速い、及び、消えるのも比較的速い。   或1本の飛行機雲が「垂れ下がってきている」のが特徴的である。実験例:レーリー・テーラー不安定による現象だ。    雲がなくなると共に、飛行機雲も出来なくなった。 このページの先頭へ戻る
Originated : 2005-1/27 Last Updated: 2005-1/27 Accessed times, since April 2004        AZURE