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気象実験(#E0)

実験の様子を写真で紹介します。

実験項目および内容は、随時追加、修正、改良しています。 Originated 2007-06/17 Last Updated 2009-04/19, 9/28, 10/30
EXPME0   石灰水を作る (容器(広口ビン)、石灰、コーヒーフィルター、水)
EXPME1  車から排出されるガス (車、ビニール袋、石灰水)
EXPME2   人の呼吸に含まれる二酸化炭素 (人の呼気、ビニール袋、石灰水)

EXPME4   二酸化炭素の保温性能 (ペットボトル、炭酸ガス、空気)
     EXPME4の実験は、こちらへ書き換え中です→二酸化炭素の温度変化実験

EXPME7   ビオトープの水と土の表面温度 (ビオトープを造る:模型の箱庭です。)
EXPME8   ローソクの燃焼 (ローソク、メスシリンダー、金属製のトレー、水)

#E00 実験E0    二酸化炭素の発生や存在を自宅で、簡便に検知する方法として、    身近にある「石灰」を使って検出できます。    このための検出手段としての「石灰水」を作ります。 #E01 実験タイトル=石灰水を作る #E02 実験の狙い=二酸化炭素検知のための石灰水を作る
@容器+コーヒーフィルター+石灰
A容器内に滴下した液体がたまる
#E03 実験装置の製作 and/or 準備 ・容器(広口ビン)、石灰、コーヒーフィルター、水 #E04 実験の実行と結果    ・お菓子や海苔等の袋の中に乾燥材が入っているので、「石灰」の表示のあるものを使います(写真@)。    ・容器上部にコーヒーフィルターを乗せ、フィルターに(粉末or顆粒状の)石灰をいれる(写真@)。    ・次に、水を注ぐと液体が滴下する。    ・容器内に無色透明な液体が得られる。これが石灰水である(写真A)。 #E05 実験を効果的に行うための工夫、注意点等    ・できた石灰水は無色透明です。ただの水と間違えないようにするため、容器の表面には     必ず、「石灰水」のラベルを貼っておく。    ・石灰水であるか否かは、自分の呼気をその液体に通すと白濁することで分かります。    ・石灰や石灰水を目や口に入れないこと。    ・石灰水が手についても、皮膚がただれることは(自分の経験では)ありませんでしたが、     心配な場合は、ビニール手袋を着用してください。    ・水を通す時、若干の発熱があります。(やけどをする心配はありませんでした) #E06 実験の解説 and/or 関連実験 ・石灰に水を通すと、石灰水となります。     コーヒーフィルターを使うと、簡便に製造できます。 #E07 【追加実験、考察等】    ・コーヒーフィルターが無い場合は、「石灰+水」の混合溶液を1日〜2日、静かに     放置しておきます。そうすると、上澄みが無色透明になってきます。下の写真参照。    ・ボトルの底部には、溶けきれなかった石灰が沈澱しています。
@攪拌直後
A05時間経過後
B24時間経過後
C48時間経過後
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#E10 実験E1    車から排出されるガスを石灰水に通すとどうなるでしょうか。    観察してみましょう。 #E11 実験タイトル=車から排出されるガス #E12 実験の狙い=車から排出されるガスに二酸化炭素が含まれている可能性を確かめる。
@エンジンスタート直後。排気管からの煙。
A排気ガス(煙)の採取中。
B排気ガス+石灰水=白濁した。
#E13 実験装置の製作 and/or 準備 ・車、ビニール袋、石灰水 #E14 実験の実行と結果    ・ビニール袋に石灰水を10〜20CC入れる。    ・空気中の空気を袋の中に採取し、ガシャガシャ振ってみる。    ・石灰水は白濁せず、無色透明であることを確認する。    ・次に、車のエンジンをスタートする。その直後、燃焼が不完全なガスが排出される(写真@)。    ・排出されるガスを、同じビニール袋に採取する(写真A)。    ・袋の口をキッチリ閉じて、袋をガシャガシャ振ると、透明であった石灰水が白濁する(写真B)。 #E15 実験を効果的に行うための工夫、注意点等    ・車のエンジンスタート直後にガスを採取します。 #E16 実験の解説 and/or 関連実験 ・採取したガスに必ず二酸化炭素が含まれていたか否かの断定はできないが、     石灰水が白濁することにより、その可能性が存在することが分かります。 #E17 【追加実験、考察等】    ・二酸化炭素の存在を確認するには、専用の検査機器を使う必要があります。     詳細は、     
実験E3、炭酸ガスの濃度測定、     を参照してください。 先頭へ戻る 気象科学実験教室、一覧表 キッズの気象実験、一覧表
#E20 実験E2    人間の呼吸において排出されるガスを石灰水に通すとどうなるでしょうか。    観察してみましょう。 #E21 実験タイトル=人の呼吸に含まれる二酸化炭素 #E22 実験の狙い=人の呼吸に二酸化炭素が含まれているか否かを確認する。
@石灰水を袋にいれる。透明である。
A呼気を袋に吹き込み、ガシャガシャ振ると白濁した。
#E23 実験装置の製作 and/or 準備 ・人の呼気、ビニール袋、石灰水 #E24 実験の実行と結果    ・ビニール袋に石灰水を10〜20CC入れる。    ・空気中の空気を袋の中に採取し、ガシャガシャ振ってみる。    ・石灰水は白濁せず、無色透明であることを確認する(写真@)。    ・次に、自分の呼吸を整える。    ・排出される呼気を、同じビニール袋に吹き込む。    ・袋の口をキッチリ閉じて、袋をガシャガシャ振ると、透明であった石灰水が白濁する(写真A)。 #E25 実験を効果的に行うための工夫、注意点等    ・自分の呼気を袋に吹き込むときには、事前に袋の中の空気を追い出しておきます。 #E26 実験の解説 and/or 関連実験 ・採取したガスに必ず二酸化炭素が含まれていたか否かの断定はできないが、     石灰水が白濁することにより、その可能性が存在することが分かります。 #E27 【追加実験、考察等】    ・二酸化炭素の存在を確認するには、専用の検査機器を使う必要があります。     詳細は、     
実験E3、二酸化炭素の濃度測定、     を参照してください。 先頭へ戻る 気象科学実験教室、一覧表 キッズの気象実験、一覧表
この実験は準備中です #E30 実験E3    空気中の二酸化炭素の濃度を数値で把握してみよう。 #E31 実験タイトル=二酸化炭素の濃度測定 #E32 実験の狙い=空気中の二酸化炭素の濃度を数値で把握する。
@二酸化炭素の濃度測定実験です。
周りの空気
A二酸化炭素の濃度測定実験です。
ローソク燃焼時の空気
#E33 実験装置の製作 and/or 準備 ・容量1.5L〜2Lのペットボトル2本、ローソク、空気、空き缶、砂    ・1本のボトルは、底部で二分し、本体と切り離し可能とします。     即ち、底部を切り離し&連結できるようにします。    ・気体の成分濃度を計測するための、二酸化炭素用の検知管および吸引器 #E34 実験の実行と結果    ・1本のペットボトルに、室内の空気を採取します。    ・ローソクに火をつけて、もう1本のボトルの中に入れます。     このとき、本体と底部を連結し、新鮮な空気がボトル内に入らないようにし、火が消えるまで待ちます。    ・2本それぞれの空気を専用の吸引器で吸引し、二酸化炭素の濃度を、二酸化炭素用の検知管で測定します。 #E35 実験を効果的に行うための工夫、注意点等    ・ローソクの長さは、できるだけ短いほうがよいでしょう。    ・高熱を避ける工夫が必要です。砂を入れた空き缶をローソクたてにします。    ・測定対象気体及び濃度に応じた検知管が必要です。(酸素用、二酸化炭素用等)    ・検知管は消耗品のため、業者から必要のつど購入します。    ・検知管利用の測定方法以外に、デジタルの測定器を使うと便利ですが、高価です。    ・実験の頻度や回数、測定対象気体の種類を考えて、どちらを選ぶか決めるとよいでしょう。 #E36 実験の解説 and/or 関連実験 ・身の回りの空気が含む二酸化炭素の濃度を数値的に把握することができます。 #E37 【追加実験、考察等】    ・炭酸ガス、水蒸気等からの放熱時の温度変化、濃度変化を計測したり 人、車、植物等の存在によるそれらからのガスの排出、吸収時の温度変化、濃度変化を計測したり、     確認したりします。     詳細は、     
車から排出されるガス、     人の呼吸に含まれる炭酸ガス     二酸化炭素の濃度に応じた放熱温度変化、     水蒸気や雲からの放熱温度変化、 この実験#E4はその後     を参照してください。 先頭へ戻る 気象科学実験教室、一覧表 キッズの気象実験、一覧表
#E40 実験E4     As Of 2009 Oct.11 【この実験#E4は問題を多く含んでいることを承知の上で、実験継続中です。】     As Of 2009 Oct.29 【この実験#E4はその後、実験の種類と回数も増えてきたので、早期に編集しなおす積りです。】     As Of 2009 Oct.30 【この実験#E4は、こちらへ変更予定です→二酸化炭素の温度変化実験】    地球温暖化を考えようと思う。    ・大気上端では、短波放射と地球放射が熱平衡の状態にある。    ・大気の窓領域を通して、地球から放射される赤外線が宇宙に逃げて行く。    ・赤外線のうち、或る種の波長(*)のものは、二酸化炭素に吸収され、また放射され、     放射の一部が、地球の方向にむかう。    ・地球の方向に再放射された電磁波が、地球温暖化の一因となっている、と言われている、    ・地球は、二酸化炭素を含む他の気体ともども空気に包まれていて、この空気が、地球放射の     一部を吸収し、そして放射し、地球を「保温」している、     と理解しています。    ・なお、Web上にはさまざまな意見があり、何れが「真」であるのか、私には分からない     例えば、このような意見がある、    ・Web上の関連情報     
    温暖化モデル実験、文部科学省
    電球を使った実験、川崎市公害研究所の実験、CO2の方が高い。
    温湯放熱、個人の実験
    温湯、個人の実験、CO2の方が高い。
    *太陽光線、自由研究
    実験方法に対する疑問
    意見、私はやったことはないがとの但し書きつきで、3件紹介あり。
     「http://www.eco816kids.com/lecture/globalwarming/01_thehow.pdf」 
      CO2のほうが高い。炭酸飲料のCO2で、日光で加熱。理科大、川村氏
    CO2の方が高い。ランプで加熱。川村教授、デモンストレーション機
    温暖化について、このような意見がある 
    温暖化実験について、このような意見がある
    
 *: 波長=2.55μm、6.27μm、7.40μm の3種、小暮陽三著「物理のしくみ」p.108より引用。        波長に関しては、理科年表2001年版P.556に(気体の赤外吸収の波数/cm-1として)CO/2349、および667の       記載があります。対応すべき波長は、(この逆数であるから)、4.26μm、および14.99μm となります。       どちらが正しいのか? 後者のようですが確信はありません。。    さて、空気中には微量の炭酸ガスが含まれていて、二酸化炭素は地球温暖化の犯人    であるとの情報が世の中にあふれています。そこで、炭酸ガスの保温性能がどの    程度のものか、空気の保温性能も同時に計測し、確認してみます。    【実験方法や得られた結果(実験データ)の解釈に種々の問題があることは、     ある程度は承知しているつもりです。とにかく、どんなでーたが得られるのか、取り掛かってみよう。】    ここでいう保温性能とは、たとえば、「湯たんぽ」の保温能力を考える時の    「熱の持続時間」、或いは「放熱のしにくさ」と言った意味あいです。    地球の大気は、地球を覆っていて、地球の表面温度を一定に保つ働きをしています。    この場合にも空気の保温能力と言う言葉を使うことができると考えます。 #E41 実験タイトル=二酸化炭素の保温性能 #E42 実験の狙い=二酸化炭素の保温性能を知る    以下、実験に際しての装置の様子を示します。    実験装置例(ボトルの準備):           実験装置例(ボトルおよび熱源の配置):         熱源例(赤外ランプ、外箱) 熱源例(赤外ランプの波長) #E93 実験装置の製作 and/or 準備 ・ペットボトル(500CC)2本、(1500CC)2本、棒状温度計2本、二酸化炭素(ドライアイス)    実験条件をさまざまにかえて行った。    このWeb上には、結果の一部のみ掲載しています。    ・計測機器(温度計)=棒状温度計、センサー温度計2種、赤外放射温度計の合計4種類、    ・二酸化炭素発生方法=炭酸ガスボンベ、入浴用バブ、ドライアイスを昇華させた、の合計3種類、    ・容器=0.5L、1.5L、の合計2種類    ・熱源=太陽光線、白熱電球、赤外ランプ、赤外線ストーブ(ファンヒーター)、ヘヤドライヤーの合計5種類。 #E44 実験の実行と結果    ・ペットボトル1に、ドライアイスを入れ、昇華させ、二酸化炭素で満たし、     棒状温度計を差し込む。     (ドライアイスの密度=1.565グラム/cm3 であるから、      ドライアイス1cm3で約0.8Lの気体の二酸化炭素が得られる) ・ペットボトル2に、空気を満たし、棒状温度計をさしこむ。    ・温度計の感温部はペットボトルの中心やや下方に設置した。 実験1:加熱は、ヘヤードライヤーを使って行った。    ・ボトル内部の温度が40〜50℃程度になったら、温風を止め、室温に置く。     ペットボトルのサイズを500CCの場合と1.5Lの物と2種類行った。 実験番号を実験1−(1)、実験1−(2)とする。 実験1-(1)    @放熱時の保温性能:初期温度を与え、室内で放熱させる:    ・2つの500CCのペットボトルにヘヤードライヤーで温風を吹き付ける。    ・ボトル内部の温度が40℃程度になったら、温風を止め、室温に置く。    ・温度計の目盛りを読み取る。    A吸熱時の保温性能:初期温度を与え、室温を吸熱させる:    ・2つの500CCのペットボトルを冷凍庫に20〜30分程度いれて、冷却する。    ・冷凍庫から取り出し、室温に置く。    ・温度計の目盛りを読み取る。    結果をグラフに示す。    500CCのペットボトルでヘヤードライヤーからの熱の吸収と室温での放熱による保温効果の測定実験: 実験1-(2)    B放熱時の保温性能:初期温度を与え、室内で放熱させる:    ・2つの1500CCのペットボトルにヘヤードライヤーで温風を吹き付ける。    ・ボトル内部の温度が50℃程度になったら、温風を止め、室温に置く。    ・温度計の目盛りを読み取る。    C吸熱時の保温性能:初期温度を与え、室温を吸熱させる:    ・2つの1500CCのペットボトルを冷蔵庫に20〜30分程度いれて、冷却する。    ・冷蔵庫から取り出し、室温に置く。    ・温度計の目盛りを読み取る。    結果をグラフに示す。    1500CCのペットボトルでヘヤードライヤーからの熱の吸収と室温での放熱による保温効果の測定実験:     実験2:加熱は、太陽光線で行った。    D吸熱時の保温性能:室温を初期温度とし、太陽熱を吸熱させて、昇温させる:    ・2つのペットボトルを、室温の状態から、太陽光線下に持ち出し、10分間加熱した。    ・ボトル内部(の温度を)温度計の目盛りを読み取る。    E放熱時の保温性能:昇温途中で、室内に置き、放熱させる:    ・太陽光線下に10分さらした後、すぐに(引き続き)室内に取り込んで、     室温に置いた。    ・温度計の目盛りを読み取る。 結果をグラフに示す。    1500CCのペットボトルで太陽光線による熱の吸収と室温での放熱による保温効果の測定実験:         (このグラフは、文部科学省の実験結果と似通っている。)     参考のために文部科学省の実験例を掲載する(このグラフをクリックして下さい。):     実験4: 結果のみグラフに示す。     実験5: 結果のみグラフに示す。     実験6: 結果のみグラフに示す。     実験7: 結果のみグラフに示す。     #E45 実験を効果的に行うための工夫、注意点等 ・同じペットボトル、同じ棒状温度計を用いること。(実験条件を同じにするため。)    ・二酸化炭素の入手は、スーパーでアイスクリームを購入するとき、ドライアイスを     もらってくる。    ・入浴剤の「バブ」で炭酸ガスを発生させて、温度比較実験を行ってみた。     結果的に有意差は見られなかった。     得られる二酸化炭素の濃度が高くないようなので、ドライアイスで二酸化炭素を     発生させ実験に使った。    ・東急ハンズで二酸化炭素のボンベを買ってきて使った。      #E46 実験の解説 and/or 関連実験 実験1に関して: ・同じ温度からスタートし、温度変化を経て、室温に至り、終わる。    ・保温性能を「個々の気体ごとの一定時間内の温度変化量(差)」で判定する。    ・温度差を個々の気体について比較すると、(二酸化炭素の場合も、空気の場合も)     有意差はみられなかった。     (多少の温度差の違いはあるが、これは、誤差の範囲内かもしれない。)    ・十分な時間が経過すれば(これらの実験の場合、およそ20〜30分程度で)、     いずれの気体も同じ温度(室温)に到達した。 実験2関して:    ・熱源を変えただけである。    ・文部科学省の実験結果と似通ったデータが得られた。     ただしいつも同じようなデータが得られるとは限らず、「科学」的実験とは言い難いのであるが。。    ・有意差があると見るのか、見ないのか、目下分からない。  #E47 【追加実験、考察等】    ・さて、空気の比熱は、二酸化炭素の比熱よりも大きいため、空気の熱容量は炭酸ガスの     熱容量よりもおおきくなり、このため、空気のほうが温まりにくいと考えられる。        一方、熱伝導率は空気のほうが二酸化炭素よりもおおきい。     このため、ペットボトルの外からの温度は温度計の感温部のある中心付近に     至る速さが速いと考えられる。    ・比熱と熱伝導率のいずれが、この実験結果を左右したかは判断できない。    ・又、この実験は気体をペットボトルに入れて計測した。このとき、一体何の温度変化が     測定されたのか、断定できない。    ★即ち、感温部A熱を送る熱源は、数多くあり、複雑に相互影響し合っていると考えられる:     @電球等の熱源、A容器の周囲の空気も熱源となる、B容器そのものも@とAから加熱されて、新たな熱源となる。     C容器内部の気体そのものが@ABから電磁波を受けて温度変化する、その気体は、容器の壁から熱伝導で温度を受ける、      さらに容器内部で対流し温度変化する。こうして感温部には、気体Bからの熱伝導、@ABからの電磁波が届くこととなる。      いずれがどれだけ感温部に到達し温度変化を生じさせたか、現時点では分からない。 実験1について:    ★吸熱時、放熱時のそれぞれの温度変化曲線は、ほぼ同じ形をしている。     熱の移動が正負逆に行われていると、考えられる。    ★有意差が見受けられないので、念のため、ペットボトル内部に二酸化炭素が存在するか否かを     石灰水を通して確認したところ、二酸化炭素を入れたボトルのみ白濁した。    ★有意差が見られない原因は不明であるが、もっと容量の大きいボトル或いは容器で再実験     するとボトル(容器)自体の何らかの影響が軽減できるかも知れない。     容器の材質、熱負荷の与え方、容器を熱的に遮断する等条件を変えて、     どうなるかの実験も時間があれば行ってみたい。 実験2について:    ★更なる確認実験が必要である。     即ち、大気の窓領域を通って宇宙空間に逃げていた赤外線の波長を、     二酸化炭素に与える必要があるかも知れない。    ★更なる検討を以下行う:     ・考え方:ボトル中心からボトルの壁に向かって「伝導」により熱が伝わり、         ボトルの内壁に到達した熱は、壁を通り、ボトル外壁から熱放射される。         こうして、ボトル内部の熱が減少し、温度が低下する、と考える。    ・ボトルの周囲(壁)から中心に至る熱の流れ(気体の熱伝導)         =気体の表面(即ちボトルの内壁)からの放射(ステファンボルツマンの法則)         =ボトル内部に存在する気体の熱容量の減少    ・この考え方に基づき、数値的に検討できるであろう。    ・さて、実験室ではボトルを使ったが、大気空間においてはボトルというものが存在しない。     さらには、温風を出すヘヤードライヤーも、赤外ランプも存在しない。     二酸化炭素の保温効果を実験することは、いったいどうすればよいのか疑問であるし、     また結果がどれだけ明瞭に出るべきなのか不明である。     Web 上の多くの実験例の結果が、評価できるものか否か分からない。    ★分からないことだらけの実験で、そして、意味のないと思われる実験である、     との見方があることは十分承知している。     ではどうすれば、机上で実験できるのか。それを知りたい。     意味が無いなら、意味ある実験とはどんなものか知りたい。     もともと出来ないことを実験しようとしているのではないか、という疑心暗鬼の状態でもある。     出来ないなら出来ないで、その出来ないことの実証になるであろう。      先頭へ戻る 気象科学実験教室、一覧表 キッズの気象実験、一覧表

この実験は準備中です #E50 実験E5    二酸化炭素の。 #E51 実験タイトル=二酸化炭素の
この実験は準備中です #E60 実験E6    植物は、常時、呼吸を行い、さらに昼の光がある場合は光合成を行います。    ・呼吸では、有機物+酸素→二酸化炭素+水、を生成し、    ・光合成では、水+二酸化炭素→糖+酸素、を生成します。    光合成をおこなわない夜間や日陰においては、また腐敗中の枯木などは、    酸素を消費します。酸素と二酸化炭素の吸収・排出は、ほとんどの場合、    葉から行われています。この酸素と二酸化炭素の濃度を計測しましょう。 #E61 実験タイトル=植物の呼吸と光合成 #E67
#E70 実験E7    自宅の庭に超ミニのビオトープを作り、水と土の表面温度を観察します。    土の表面温度、水の表面温度、気温を計測し、グラフにプロットします。 #E71 実験タイトル=ビオトープの水と土の表面温度 #E72 実験の狙い=ビオトープで遊ぶ #E73 実験装置の製作 and/or 準備 ・写真のように、四角い箱(これは、電気の傘です)を用意します。     いかにも箱庭風になります。    ・この箱の中に、土、石をいれ、さらに洗面器を置きます。    ・箱の周りに、植木鉢の植物、洗面器のなかには水を入れます。    ・これでビオトープが出来上がりです。    #E74 実験の実行と結果 ・水及び土の表面温度は、放射温度計で計測します。 気温は、棒状温度計で計測します。    ・観測年月日=2007年06月17日、09:00〜20:00      #E75 実験を効果的に行うための工夫、注意点等 ・遊び心で、箱庭風の超ミニビオトープを作ります。    ・子供達には、夢と探検心を起こさせます。 #E76 実験の解説 and/or 関連実験 ・土の表面温度は、その変化の起伏が大きく、太陽熱(晴、曇、夜)の有無  に非常に良く反応しています。これは、土の比熱が小さいからです。    ・日没後の水の温度低下が緩やかです。これは、水の比熱の方が大きいこと     によるもので、 外的な温度変化(主として太陽熱)の影響をすぐには     受け難いことを示しています。 ・これらの現象は、土や水の物理的性質の一つである「比熱」の違いによるものです。 #E77 【追加実験、考察等】 ・物質の物理的性質のひとつである比熱の大小は、その物質の外的な温度変化に敏感に、     或いは鈍感に反応する原因となります。    ・気象空間では、日照の有無(昼夜)により、土と水(陸地と海洋)では、     表面温度が逆転します。    ・地表面、海水表面に接していた大気はそれぞれの温度を貰い、水平方向の温度差     (密度差)が生じ、局地的な対流が起こり、流れ方が昼夜交代します。     海陸風や山谷風の風向が昼夜で逆転する原理です。 先頭へ戻る 気象科学実験教室、一覧表 キッズの気象実験、一覧表
#E80 実験E8    空気の分子組成は窒素と酸素です。それぞれの気体は同じ体積の中で、    それぞれの圧力を持っています。これを分圧と言います。本当に分圧が    あるのか、酸素を使ってしまえば、分るだろう、との発想で、ローソク    の燃焼実験で確認します。 #E81 実験タイトル=ローソクの燃焼 #E82 実験の狙い=ローソクの燃焼による酸素の消費量を確認する #E83 実験装置の製作 and/or 準備 ・ローソク、メスシリンダー、金属製のトレー、水 #E84 実験の実行と結果    ・容器の中央にローソクを立て、水を張り、ローソクに火をつけます。    ・メスシリンダーをかぶせます。メスシリンダーの水位目盛りを読んでおきます。    ・ローソクはしばらく燃えていますが、やがて火が消えます。    ・メスシリンダー内部に徐々に水が上ってくることを観察します。    ・メスシリンダーの水位目盛りを読みます。    ・メスシリンダーの全容積と水位上昇分の容積の比を求めます。     100:20程度になります。 #E85 実験を効果的に行うための工夫、注意点等 ・ローソクの長さが長すぎるとすぐに火が消えます。     下方の酸素が消費されないためと考えられます。    ・かぶせるメスシリンダー等の種類を変えてみます。    ・如何にすれば、実験結果としての体積変化を求めやすいか。     広口ビンでは、水位上昇は分かりますが、その上昇高さを計測するのが困難です。     色々試してみたところ、メスシリンダーを使うと、体積変化が一目瞭然で、     かつ数値的に見ることが可能でした。 #E86 実験の解説 and/or 関連実験 ・ローソクの中の炭素がメスシリンダーの中の酸素と反応し、酸素が消費されます。    ・このため、酸素の分圧が無くなり、その圧力に相当する分だけ、水位が上昇してきます。 #E87 【追加実験、考察等】 ・酸素が消費されたことは分かりますが、一方、二酸化炭素が発生しているはずです。    ・空気中の二酸化炭素濃度は、約0.04%=400ppm ですが、この燃焼実験の結果できた     二酸化炭素の濃度(分圧)は目下のところ分かりません。    ・上記の実験事実から考えると、酸素の分圧よりもずっと小さいものと考えられます。    ・二酸化炭素は水によく溶けます。ラフに言うと、体積比で、水1に対し、炭酸ガス0.88です。 先頭へ戻る 気象科学実験教室、一覧表 キッズの気象実験、一覧表

この実験は準備中です #E90 実験E9    上述の二酸化炭素を使う実験では、その二酸化炭素を必要とします。    簡便に二酸化炭素を作ってみましょう。 #E91 実験タイトル=二酸化炭素を作る #E92 実験の狙い=二酸化炭素を簡便に作り、他の実験に使う #E93 実験装置の製作 and/or 準備 ・重曹、レモン、水、容器(お椀、コップなどなんでも良い)) #E94 実験の実行と結果 ・容器に重曹をいれ、レモンを絞り汁を垂らす。    ・やがて、二酸化炭素が発生してくる。 #E95 実験を効果的に行うための工夫、注意点等 ・水を少々いれてからレモン汁をたらすとよい。 #E96 実験の解説 and/or 関連実験 ・重炭酸ナトリウムとレモンの中のクエン酸との化学反応により、二酸化炭素が発生します。 #E97 【追加実験、考察等】 ・重曹に砂糖を加え、クエン酸を加えると、甘い炭酸飲料ができます。    ・レモンが無ければ、ポン酢で試してみよう。     二酸化炭素が発生するかどうか、実験的に確認してみよう。 先頭へ戻る 気象科学実験教室、一覧表 キッズの気象実験、一覧表

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