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気象のことが分る入門講座 Originated 2007-06/18, Last updated 2007-07/09, 2008-04/17
  このページは、神奈川県藤沢市様で講義しました講座の様子一部 を掲載するものです。 受講者は、一般公募、抽選で当選された約30人の一般市民の方々で、全7回シリーズ のうち、4回分を私が担当しました。 講義は、PCを用意し、PCプロジェクターで投影して説明を加えました。 講義には、演習問題や実験実演も含めました。又、他の気象予報士の応援を得て、 神奈川の風の話および、辻堂海岸でアメダス見学等行いました。
主催者: 神奈川県藤沢市役所 場所 : 神奈川県藤沢市役所学習文化センター 及び 高砂小学校 開催 : 2007年6月〜7月 講座名: 「気象のことがわかる入門講座」  〜あなたもお天気通に〜 内容 : 気象の理解を深め、気象状況を判断するきっかけ作りとしたい。 対象者: 藤沢市在住・在勤・在学者 30名 講師 : 佐藤 元 (日本気象予報士会会員、気象予報士)他、        E-Mail: satoh@ny.airnet.ne.jp       
藤沢市生涯学習大学かわせみ学園 かがやき学部 市民教養学科  コース番号 K−193 気象のことがわかる入門講座 〜あなたもお天気通に〜 期間: 2007年6/11-7/09、(毎週月曜日、午後1:30-3:30)  場所: 藤沢市役所学習文化センター 及び 高砂小学校 講師: 気象予報士 佐藤 元 講師: 気象予報士 有志
藤沢市生涯学習大学 「気象のことがわかる入門講座〜あなたもお天気通に」     期間: 2007年6/11-7/09 毎週月曜日、午後1:30-3:30     場所: 藤沢市役所学習文化センター、高砂小学校 講師: 佐藤 元(気象予報士)、有志(気象予報士) ■日程、タイトルおよび内容(概要): ■第4回  6月11日(月曜日)、講師: 気象予報士 佐藤 元  タイトル=「今日は、気象予報士です」  内容=お天気と気象を中心とした「雑学」的な話。     @―1天気、A気象予報士、B気象と環境、C異常気象、D日本の四季  ■第5回  6月18日(月曜日)、講師: 気象予報士 有志  タイトル=「相模湾に吹く風」  内容=風の吹き方で天気が左右されます。関東平野特有の風の吹き方を説明します。     1.気圧配置、2.ヒートロー、3.地形 ■第6回  6月25日(月曜日)、講師: 気象予報士 佐藤 元  タイトル=「体験する気象」  内容=天気の変化に関する簡単な実験と雲の観察を行います。     @―2天気、E観天望気(雲の形を含む)、F机上実験 ■第7回  7月02日(月曜日)、講師: 気象予報士 佐藤 元 タイトル=「天気の変化を予測する」 内容=お天気が変化する仕組みを易しく解説します。     @―3天気、G気象の基礎知識(理論と実践) ■第8回  7月09日(月曜日)、講師: 気象予報士 佐藤 元 タイトル=「お天気よろず相談」 内容=お天気に関するQ&Aおよび気象情報の効果的な使い方を説明します。 同時に、参加者からの、ご質問、ご意見を承り、回答します。 @―4天気、H気象情報の活用、I入門講座の終了。「お天気通」の誕生。
藤沢市生涯学習大学 「気象のことがわかる入門講座〜あなたもお天気通に」      第4回 6月11日、月曜日、午後1:30-3:30   講師: 気象予報士 佐藤 元 タイトル=「今日は、気象予報士です」 内容=お天気と気象を中心とした「雑学」的な話を「広く、浅く」紹介すると共に、    それぞれの事項のポイントを、気象予報士の観点から(多少の理屈をつけて)説明します。 @ −1 当日或いは前日の神奈川県の気象現象の解説(毎回行なう)   気象庁の天気図、気象衛星写真、レーダー、アメダス、WPR(Wind Profiler)図、 新聞天気図、前日の空の写真、当日の空の雲を窓からみる      「何故こう言う風、気温、雨の話が出来るのか」の話し。       [[図版01−1]] A気象予報士 ■横浜気象台の仕事、見学、→プロの仕事(実務としての仕事)。活躍している職場。    ■気象予報士とは、人数6000人、法律上許されること。気象業務法。 試験問題を見てみよう:例示(一般、専門、実技)、合格率5~6%  お天気は、みんな「理屈」です、理屈で話をします。しかし、理屈は自然現象のほんの一部しか説明できません。気象のベテランは理屈以外の多くの気象体験の持ち主です。 B気象と環境の関連 ■気象と環境のかかわりはどこにあるのか→「風、温度、雨」が接点である。 そして、今何が問題か。世界の動き、特に京都議定書の意義と実行可能性。 ■気候変動 “Climate Change” と 地球温暖化 “Global Warming”。 ■地球が悲鳴を上げている? 永久凍土融解、氷河後退、氷山崩壊、海水面上昇、砂漠化。 海洋汚染、熱帯雨林の減少、酸性雨、越境する気象現象(黄沙、火山の噴煙、放射能、、)。 工業化? 文明化の進展? 自然変動の一部?              [[図版02]] ■物理的には、→ 大気の流れの変化、温度の変化。 ■環境を考える→ 炭素サイクル、排出権取引               [[図版03]] C異常気象について  ■都市型気象災害:都市部の集中豪雨(待ったなしの中小河川の氾濫)。 災害列島日本地図の話。                         [[図版04]] ■防災システム(地方の防災活動の紹介:東京都世田谷区多摩川における水防訓練の様子) 国の防災システム。防災関連の法律(災害対策基本法、水防法、消防法)。 [[図版05]]、[[図版06]] D日本の四季と特徴的な気象現象 ■雲の写真にて例示、気圧配置との対応(夏、冬、春・秋。日本海側、太平洋側)[[図版07]] ■24節気の話:太陽高度と気象・気温・農業・行事との関連。        [[図版08]] ■話題:モンスーン、三寒四温、西高東低、大気が不安定、前線が刺激され、、冬型が強まり、、
藤沢市生涯学習大学 「気象のことがわかる入門講座〜あなたもお天気通に」      第5回 6月18日、月曜日、午後1:30-3:30  講師: 気象予報士 有志 タイトル=「相模湾に吹く風」 内容=風の吹き方で天気が左右されます。そこで、    関東平野特有の風の吹き方を説明します。 1. 地上の気圧配置による風 天気図の等圧線で表される風 高気圧、低気圧、前線の風 2. ヒートロー/コールドハイ(海陸風) 陸地の温度変化による風 3. 地形による風の変化 山岳による風の流れの変化 (おまけ) 波浪−風による波−    当日のお天気にもよりますが、海岸に出て雲による    風の見方などの観天望気の説明も行います。    ご希望により、ヨットの話もいたします。 お楽しみ。海岸に出て波や風の話をします。
藤沢市生涯学習大学 「気象のことがわかる入門講座〜あなたもお天気通に」      第6回 6月25日、月曜日、午後1:30-3:30    講師: 気象予報士 佐藤 元 タイトル=「体験する気象」 内容=天気の変化に関する簡単な実験と雲の観察を行います。    実験器具、観測器具をその場で製作し、使用します。    自然というものの性質・本質を実験と観察で体験します。 @ −2 当日或いは前日の神奈川県の気象現象の解説(毎回行なう) 気象庁の天気図、気象衛星写真、レーダー、アメダス、WPR(Wind Profiler)図、 新聞天気図、前日の空の写真、当日の空の雲を窓からみる      「何故こう言う風、気温、雨の話が出来るのか」の話し。       [[図版01−2]] E観天望気の仕方                                [[図版09]]   ■山や海に行ったとき、旅先など。ちょっと外出したいとき。「理論」をベースに考える。   ■雲の流れと形から判断する。 ・パターン:気象変化のパターンを承知していると、直近の天気の予想が行いやすい。 ・傾向  :雲の種類と天気変化の傾向の対応。 ・原理  :雲が出来る原理は何か。 ・ポイント:天気変化は、大気の流れ方、温度の変化を見極めることが大事。 ■ 実際に観天望気の屋外実習を行う。(場合によっては、講義室内から雲を眺めてみる。) その日の雲形や動き方を観察し、その時点直後数時間の天気の変化を考える。 各自の予想をメモしておく。次週にその成果を話し合う。 当たった、外れた、その原因を検討することが大事。 何種類もの雲を見て、経験を重ね、観天望気に熟達しよう。 F室内実験 ■家庭で簡単に出来る実験です。大気の流れがあって→天気の変化につながります。 ■実験の目的=大気の流れの原因(密度差、温度差、力の差)を観察・理解します。 (1)気流移動実験 →温水、冷水を同一容器に入れ、仕切りをなくしたときの個々の流れ方を観察する。 (2)大気上昇実験 →ウチワと紙を使って、大気の流れが別の大気の上昇を促す様子を観察する。 (3)水位上昇実験 →霧吹きを使って、大気の流れが気圧低下と水位上昇を引き起こす様子を観察する。    (4)大気膨張実験 →密閉容器を手のひらで加熱し、温度・力の変化を観察する。 (5)密度成層実験 →密度の大小差のある物質を2つ用意し、それぞれの動きがどうなるかを観察する。    (6)渦巻き形成シミュレーション→パソコンを操作して渦を作る。      [[図版10]]
藤沢市生涯学習大学 「気象のことがわかる入門講座〜あなたもお天気通に」      第7回 7月02日、月曜日、午後1:30-3:30    講師: 気象予報士 佐藤 元 タイトル=「天気の変化を予測する」 内容=お天気が変化する仕組みを易しく解説します。    天気の変化する仕組みを自然界の仕組みのひとつとして理解し、 演習を通して予想の方法を習得します。 お天気通の誕生、間近です。 @ ―3 当日或いは前日の神奈川県の気象現象の解説(毎回行なう) 気象庁の天気図、気象衛星写真、レーダー、アメダス、WPR(Wind Profiler)図、 新聞天気図、前日の空の写真、当日の空の雲を窓からみる      「何故こう言う風、気温、雨の話が出来るのか」の話し。       [[図版01−3]] G気象の基礎知識(理論と実践)    ■気象の理論                        [[図版11]]、[[図版12]]          1.風:水平方向の大気の流れ、鉛直方向の大気の流れ          2.林:熱は力に変化する、大気を動かす力、大気の不安定性、浮力、比熱の効果          3.火:エネルギー供給、空気のサプライ、地表面の加熱、上空での温度変化      4.山:相変化(水蒸気の存在、温度の変化、雨の形成) ■ 気象空間                               [[図版13]] 気象現象 1.大きな現象: 偏西風、高気圧、低気圧、前線 気象現象 2.局地的な現象: 山谷風、海陸風、冷気流、日陰の気流、プリューム、 積乱雲、山間部の豪雨、ダウンバースト、 フェーン現象、オロシ、氷雨 ■理論の実践 1.天気図の見方実習:                   [[図版14]]             天気図を使って高気圧・低気圧の位置の確認             風の吹き出し方、等圧線の描かれる向きと風向きの関係に留意する。 理論の実践 2.天気図を使って演習問題に挑戦:          実習で学んだことをもう一度、自分の力で行ってみる。          何事も、実践、体得。 新聞天気図で試してみよう。 流れ、熱、水蒸気、地形→バリエーションもあるのだ。   ■「お天気通の誕生」、間近です。
藤沢市生涯学習大学 「気象のことがわかる入門講座〜あなたもお天気通に」      第8回 7月09日、月曜日、午後1:30-3:30    講師: 気象予報士 佐藤 元 タイトル=「お天気よろず相談」 内容=お天気に関するQ&Aおよび気象情報の効果的な使い方を説明します。 同時に、参加者からの、ご質問、ご意見を承り、回答します。 講義を通して得た知識を活用できること→「お天気通」、の誕生です。 @−4 当日或いは前日の神奈川県の気象現象の解説(毎回行なう) 気象庁の天気図、気象衛星写真、レーダー、アメダス、WPR(Wind Profiler)図、 新聞天気図、前日の空の写真、当日の空の雲を窓からみる      「何故こう言う風、気温、雨の話が出来るのか」の話し。       [[図版01−4]] H気象の幅を広げよう。気象情報の有効活用    ■季節、時刻、場所によって情報の利用の仕方、その種類が異なる。     自分にとって何が必要なのか?→「雨がいや? 雨がほしい?」    ■道路、海、空、農業(風、水、旱魃、被害)、電力等の業界向け、自前の観測と予想の必要。      寒風等利用した地域の産物。家屋の湿気・結露、海山のレジャー、運動会、旅行等 そうめん、大根。洗濯物を干したまま買い物等の一時的な外出。 ■天気の予想                              [[図版15]] 気象理論(天気変化のメカニズム)。天気を生み出すパターン         台風接近、前線接近、低気圧接近、ゆったりした広大な高気圧、冬の高気圧。 北東気流、海陸風、山谷風。 ■天気予報の当たる確率         いろんな予測の種類(ナウキャスト、短期予報、週間予報等)        予測手法(力学的計算、工学的手法、カオス理論対応、統計値、各地の経験的情報) 計算で天気予報が出来る仕組み、予報が外れる仕組み ■生活情報(不快指数、花粉情報、紫外線情報、黄沙情報) ■TVの天気予報を「鵜呑み」にしない。自分で考え、予想してみよう。 基礎的な情報(気象庁のHP活用、新聞天気図の活用、ライブカメラの活用) I入門講座の最終確認と終了。 ■ 理論武装した。情報も手にした。  → 「大気の流れ」と「お天気」の関係を確認しよう。           [[図版16]]     → 気圧配置、大気の流れ、水蒸気の含有、温度の変化、地形の効果 → 相変化。   ■「理論+情報」を使える → お天気の予想ができる → 「お天気通の誕生」、です。 おわりです。
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