2002年5月9日

< BAROQUE >

ハナブサ リュウ 写真展 : OSAKA NikonSalon

又、ミイラちゃんに会ってきた。
昨年10月に「ニコンサロン新宿」で、作品は見せていただいたが、今日はお友達の直木賞作家・小池真理子さんとのトークショウもあると聞いて楽しみに・・・

 

 

1978年、エッセイ『知的悪女のすすめ』を発表してベストセラーとなり、1996年『恋』直木賞受賞、そして今なお次々と官能的な恋愛小説を発表され、「官能的なものと死とは背中合わせ。魂が最高の高みにあるとき、いつ死んでもい いと思える。」とおっしゃる小池真理子さん。

そして、イタリアのカタコンベ(地下埋葬所)で8000体のミイラに出会って以来、「生きた人を撮らねばならない」という思いに駆られて、フェミニズム最盛期のパリに住んで、美しい女性の裸体を撮り続け、その女性のエネルギーは、どこから来るのかを知りたくて、15人の女性の出産に立ち会って撮影した。という徹底的に女性を探求されているハナブサ氏。

そのお二人のトークショウなのだから、面白くない訳はない。色々楽しいお話を聞かせていただいた。

さてタイトルの『バロック』・・・これは、ポルトガル語の「バローコ」(ゆがんだ真珠)という意味から来ているそうだが、お二人にとっては「何でもあり]と解釈。自由で拡がりがあって、型にはまらない方が面白いということだそうだ。

 

  


それにしても、女性性器がそのまんま、、はっきりミイラになっている写真には驚いた。特に保存のための処置がなされていた訳ではなく、その地域の水は特別で、その水で生活していた人たちは、土葬にされて、そのまま全身きれいなミイラになるそうな・・・ しかし、どういう訳か、男性性器は、惨めな姿でしか残らないそうだ。。。

http://www.ny.airnet.ne.jp/kanami/01-10/20011029c.htm

http://www.shimonoseki-cu.ac.jp/~uekura/koike.html