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ビルの窓(ニューヨーク)1992年10月8日(金)
< 白アリ対策 >
今日「白アリやさん」がきて薬を撒いて下さった。
鉄筋の部分が、 中の鉄骨が錆びて膨張し、コンクリ−トが膨らんで、一部剥がれていると言う事で、乾燥剤も撒いてもらった。前回は、「床下が湿気ると良くない」と言われて、床下2ケ所に換気扇をとりつけられて、屋根にはそれを動かすための器具も取りつけられ、言われるままに随分費用をかけたのに、それでも湿気るなんて…
この際だから、作業を見ながら色々質問する。
「昔の家は皆床下があいてたから、いかにも風通しが良かったと思うのに、何で最近の建物は床下をきっちり固めてしまうの?」
「そうですね。昔の家はだから100年、150年平気でもちました。でもそういう建築は地震に弱いので、建築法で禁止されるようになったんです。」「フ−ン、でも其のために土台が湿気易くなって、白アリの被害にあう事になるなら、それも問題じゃないの。」
「ですから私達が、家を長もちさせるためにお力になるのです。」「ふーむ、しかし何かごまかされているような… もっと始めから建て方に工夫はないのかしら? 白アリが近づかないような処理はないのかしら?それも永久的に…」
「それは無理ですねー、白アリはどこの地中にも住んでいて、4〜5月になると地上に出て来て飛んで来るのです。そして湿気たとこが好きなのでそういう所へ入り込むのです。」「オ−ッ、いやだいやだ。そしたら始めから湿気の多い日本では従来通りの床下ス−スーの作りにして、地震対策は又別の方法を研究してくれたら良いのに。。。」
等と思うのは私だけでありましょうか??
今日も今日とて、「白アリ駆除業者」さんは忙しそうに車を走らせ、繁盛なさっておりまする。