♪やっぱし、みなみは楽しいな〜〜♪
 
 

 
おいしいとこ>

私のHPのトップページのアイテムのうち、Gourmet が、まだ内容不足。
30年以上の食べ歩きで、自分の『グルメノート』に「おいしいとこ」のマ−クのついている店を
今改めて1軒ずつ探訪している。

きょう行ってみたのは、大阪宗右衛門町にある上方料理と銘うった割烹料理の店。
何度か食事をして美味しいのは、良く了解済み。
しかし、好奇心から色々未踏の店を探訪もしたいし、新しい「おいしいとこ」も発掘したい。
それとしょっちゅう行くにはお値段的に、チト高いレベル。

そんなわけで、気になりながらも足が遠退いていたのだが、この際改めて「グルメノ−ト」を整理するにあたってこの店を抜きにする訳にはいかない。
昔からのグルメパ−トナーと行ってみた。

やはり「美味しいもん」は勿論お料理第1だが、一緒に食事をするパ−トナーも大事。
同じくらい食べ物に関心を持ち、同じ位味の分る人でなくてはならない。そしてもうひとつ、おいしそうにモリモリ食べる人でなくては困る。なぜなら、私がどちらかと言えば、「大食い」なもので、少食の人は困るのだ。
こちらが「美味しい、美味しい」とお箸が進むのに、好き嫌いがあったり、お酒ばかり飲んで、出て来たお料理を「熱いものは熱い内に、冷たいものは冷たい内に」口にしないで、お料理した人をがっかりさせるような人。
そしてまた、「あなた、良く食べるわね〜〜」なんて感心されては、いっぺんに熱がさめる。
やはり私と同じくらい食べっぷりの良い人がよい。
 

味は変わってないだろうか? 店の雰囲気はどうなっただろうか? あのがっしりした体格の
店主は変わってないだろうか??
ナドナド心配しながら何と10年振りにのれんをくぐる。

「いらっしゃいませー」の声に迎えられてカウンターを見ると、おお、まぎれもなくあの親父さんが
包丁握って立っている。「アー、良かった!これならきっと大丈夫だ。」

カウンターには「なんにしまひょ、ええもん塩梅しまっせ」と書かれたお品書きが…
その和紙に毎日変わる80種ものお料理を毛筆で書かれているのも、以前と同じ。 

期待を裏切られずホッとしたのと、空腹だったのとで、すぐに手書き献立表とにらめっこ。
ところが大変、 
 鮮(つくりもの)、煮(にもの)、菜(ヘルシ−)、創(そうさく)焼(やきもの)、油(あぶらもの)、酢(すのもの)そして御飯もの…

そのどれを見ても美味しそうなものばかり並んでいて決めかねる。

しかし、みんな食べられる訳もなく、一品一品、注文した。

プリプリイクラ、きのこ合え、鯛とトロとイカとウニのお造り、
はもと長茄子煮、ゆりねまんじゅう、
水茄子茗荷煮、合鴨と無花果たれみそやき、和風コロッケ、
ビフカツ高嶋流、小芋炊き込み御飯、
おみそ汁、香の物。 以上、冷た−ーく冷やした美味しい吟醸酒「吉野川」と共に味わった。

さすがにこれでお腹いっぱい。
心残りはあるが続きはまた次回にしょう…………

お料理は予想通り文句ないが、今日一番印象に残ったのは、真っ白な割烹着を身につけて、キビキビと
働く若い板前さん達。
きっと将来独立して自分のお店を持つ日を夢見て、毎日懸命に修行されているのだろう。パ−トやバイト
で働く人達とは違った意気込みが感じられてとても気持ちが良かった。
 

                        
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