森の広場で 森の遊び場
1999年9月10日
< 一庫ダム >
Nature Net のレポ−ト用写真を撮影の為に『一庫ダム』へ行った。
しょっちゅうそのダムの上を車で走っているが、いつも停まる時間はない。
今日午後から時間があったので、「天気好し!」と空を確認した上で出かけた。
ところが着いてみるともやがかかっていて、空も青くない。撮影条件は良くないけれど、せっかくだから展望台に登ってみる。しかし、どういう角度をとってもダムと知明湖を一緒に撮ることは出来ない。これじゃあ絵にならない。
目の前の『ダム管理所』を、おそるおそる訪ねてみる。やさしい好青年の管理係長さんが、御親切に対応して下さった。「ふつうダムは山の中などにあって撮影はしやすいが、このダムはどちらかと言えば、市街地に近い所にあるので、遠景を撮るのは難しい。このダムのパンフレットは、全て航空写真か、あるいは湖にボ−トを浮かべて撮影したものです。」
オ−!やっぱり! 「展望台に行けば写せる」と思っていた自分は浅はかであった。
「必要ならば、航空写真のフィルムをお貸ししますよ」というお言葉は大変ありがたいのだけれど、 それではレポ−ターとして預かっているデジカメはどうなる。このカメラで、この撮影はとても無理だ。
管理所の屋上の、その叉上へハシゴで登ってもあまりアングルは変わらない。「反対側から見たらどうだろう?」と思って、湖畔を一周した。色んなところで車を停めて数カット写してみた。
今日はこれまで、、「せめて又もう一度青空の時に来よう」と思って帰途についた。
しかし、本日の大発見!!
昨年出来たばかりの『兵庫県立一庫公園』は、ステキだった!
勝手に「小さな公園」しかイメ−ジしてなかったから驚いた。
このダムの湖水面に突き出た緑豊かな半島「知明山」が48.2haもの広〜〜い公園になっているのだ。『水辺のゾ−ン』『丘のゾーン』『山のゾーン』と名前が付けられ、まだ整備中の所もあるが、緑がいっぱいで、広々していて気持ちがよい。
「森の遊び場」には、色んな遊具があって、若いママさんに連れられた小さな子供達が元気に遊んでいた。
「見晴しの丘」の広−い原っぱでは、親子3代のファミリーが、木陰に敷物をひいてくつろいでいた。
「湖畔の道」では、老夫婦が仲良く散歩されていた。
「丘の流れ」では女の子が可愛い水着で水遊び。いいじゃありませんか!
雑木林が残っていて、豊かな緑、萩の花も風に揺れていた。
要所要所のトイレもとても清潔できれいだった。
こんな公園が我が市に出来てとても嬉しく思った。
ダムパンフの航空写真昭和43年8月1日に調査所を開設してから昭和59年3月まで
16カ年の歳月と638億円の巨費を投じて完成