避暑地の街角

1999年9月9日
 

またも < ねぐすり・7 >
 

だって、今夜のTVニュースで、「日本酒を毎日1合以内飲む人は、飲まない人に比べて、癌の発症率が2分の1!」と発表したんだもの。

余りにも病気と縁のない私は、かねがね「これはやはりねぐすりが体に良いのかな?」と密かに思っていたのだ。

現に、斎藤茂太先生(医学博士。精神神経科斎藤病院院長、日本精神病院協会名誉会長、アルコール健康医学協会会長などの要職を務める)も、『日本酒読本』にこのように書いておられる。

「適度なお酒は血液の循環をよくし、食欲を増進させます。心の抑制が取れるので、何よりも精神的なストレスが解消になるし、コミュニケーションの手段にもなります。
百歳以上の健康な長寿者の約6割は、毎日適量のお酒をたしなんでいるといいます。お酒は上手に飲めば健康にいいし、まさに百薬の長といえるでしょう。
ただ、目安が必要です。そこでアルコール健康医学協会では「適正飲酒の勧め」をアピールしています。」

「酒は微酔、花は半開という言葉があります。花は満開より半開きが美しい。お酒はほろ酔いくらいが気分もいいし、健康の面からもいい、ということです。その適正飲酒のキーワードは、2という数字。
まず一日の量が日本酒なら2合、ビール中瓶2本、ウイスキーはダブルの2杯まで。こうすれば、いつまでも美味しくお酒が楽しめるんです。」

日本酒は一番好きなお酒です。日本の風土が育んできたものだから体に合うんです。四季に応じて、冷やしたり燗をしたりして楽しみます。日本酒が美味しい時は体調のいい時。だから、私の健康のバロメーターといえますね。この頃は、日本酒もいろんな種類が選べるようになったのが嬉しい。」
 

ヨーカッタ、ヨーカッタ!
ベッドで、お酒片手に読書…
なんてチトお行儀が悪いかな? と多少後ろめたい気持ちもあったのだが、これで大義名分が立つ。
「私は、健康維持のため、お酒を飲んでま〜〜す。」ナンテネ

ともあれ、天変地変を騒がれていた1999ー9ー9 は無事に過ぎて行きました。

                        
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