JTU競技規則<改定案と補足説明と事例集>
第6章 自転車(バイク)競技規則 第27条(レースナンバー、ウェア類)
第27条(レースナンバー、ウェア類)
- (競技ウェア着用義務)
第3章第13条1〜4項に従い、自転車競技に適したウェア上下、ヘルメット、用具を着用しレースナンバー(ゼッケン)を正しく付けて競技を行う。
補足説明
- マーシャルは、競技用具の変化に敏感でなければいけない。
- 96年から世界選手権(51. 5)ではバイクのレースナンバーの着用義務がなくなっている。ランでは着用義務。
- 同ルールは、第13条で補足したとおりだが、特殊な状況での対応が面倒なことがある
- 大会当日、予想どおり寒い場合、あるいは雨が降っている場合など、バイクでランシャツ(レースナンバー付き)では寒いとき、Tシャツなどを重ね着するケースがある。この場合は、Tシャツあるいはウインドブレーカーなどレースナンバーの付いたシャツを一番上に着用することが求められるだろう。
- 再確認となるが、ヘルメットの正しい着用とは、「深くしっかりとかぶり、ストラップはあごに引っかけるのではなく、“締める”」ことがチェックポイントとなる。
状況例
- 前日の予想に反して大雨となり気温も低下した。複数名の競技者が、ビニール製の簡易カッパをウェアの上から着用し競技している。
判断例
- 透明度の高いビニール製カッパなどは、緊急時でもあり、保温という健康面からも有効と考えられる。レースナンバーが見えれば、上からの着用も認めて良いだろう。
- 黒のゴミ袋にするビニール袋をかぶって競技している場合は、レースナンバーの付いたウェアをいちばん上に着るように指導したいところである。マーシャルは、このような場合、主催者から透明のビニールカッパを調達して着てもらうくらいの配慮をしてもよいだろう。

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