JTU競技規則<改定案と補足説明と事例集>
<補足図解> =95JTUルールブック 45ページ参照 =
<補則1> SGルールは適用を受けた後にペナルティは一時的に解消されたことになるが、度重なる適用については「第2章の競技者規範」に抵触し、失格対象とする。
<エージグループ部門:ドラフトゾーン7m、許容時間15秒のとき>
<エリート部門:ドラフトゾーン10m、許容時間30秒のとき>
(再検討:バイク距離40キロで1回の宣告で1分が基準)
第28条(ドラフティング規則)
(98年から以下削除:そのためドラフティング走行は禁止される)
補足説明
下線:「他競技者からのドラフティングの試みを拒否しなければならない」
状況例
判断例
第28条(ドラフティング規則)
競技者は、ドラフトゾーンを保有しながら競技していることを想定し、競技者同士のドラフトゾーンが重ならないように競技しなければならない。
補足説明
状況例
判断例
第28条(ドラフティング規則)
補足説明
状況例
判断例
第28条(ドラフティング規則)
下記の状況では「競技者のドラフトゾーンへの侵入(自らのドラフトゾーンが他競技者のドラフトゾーンへ侵入すること)」が容認される。
<98年追加案>ただしいずれの状況でもレースの流れに即した瞬間的な動きであり「前方注意義務」が強く求められる。
<補則案>「追い越しを試みている」とは、前競技者に近づき、追い越す気持ちをもって「前進」していなければいけない。そのため、前走者と同一スピードを保ったままではいけない。
ITUルール: A competitor may enter the draft zone of another competitor, but must be seen to be progressing through that zone.
「前進しているか否か」が、マーシャルの重要な判断ポイントである。
(以下、削除:および乗車禁止区域)
補足説明
状況例
判断例
第28条(ドラフティング規則)
ITU : A competitor is passed when another competitor's front wheel is ahead of theirs.
(従来表現:追越しを試みている競技者の前輪先端が、先行する競技者の前輪よりも前に出た瞬間に「追い越した」と見なされる)
ITU : Once overtaken, a competitor must immediately move out of the draft zone of the leading competitor
<技術アドバイス> 追い越しを試みている競技者の前輪の先端が先行競技者の前輪の先端の前に出るまでは「追い越された状態」ではない。そのため、先行競技者は、追い越されまいと加速することは違反走行ではない。ただし、後続から追い上げる競技者への進路妨害とならないようキープレフトを守り、競技のスムーズな流れを促す。
補足説明
状況例
判断例
第28条(ドラフティング規則)
第28条(ドラフティング規則)
ドラフティング違反、あるいは注意を与えてもドラフティング状態が解除されない場合、ストップアンドゴー・ルールを適用する。
ストップアンドゴー・ルールは、マーシャルの指示により行われる。マーシャルは、「警告シグナル」を発し、「レースナンバー(ゼッケン)」を呼び上げ、「ストップ」と告げる。
対象の競技者は、安全を確認した後すみやかにコース左側に停車し、自転車から進行方向の左側に降りて、(両足を地面につけたまま)自転車を持ち上げる。この時、両輪が同時に浮いていなければならない。
動作が確実に行われたことを確認した後、マーシャルは(注意を与えた後に)「ゴー」(または「スタートしてください」)と告げるので、競技者は競技を再開する。
<補則2> 警告にもかかわらず停車せず競技を続行した場合は「ドラフティング違反」に「指示無視」が加算され失格対象とする。
補足説明
また、欧米では、Draft Busters (ドラフト・バスターズ:ドラフティングを解除させる人)であり、バイクマーシャルを意味する。ストップアンドゴー・ルールが、集団解除が第一の目的であることが理解されるだろう。
状況例
判断例
第28条(ドラフティング規則)
なお、タイムペナルティーを適用する場合であっても、違反に対し警告を与えるためにストップアンドゴー・ルールはマーシャルの裁量により適用される。(詳細は、「第8章ペナルティー」を参照)
違反宣告1回につき 5秒−10秒
違反宣告2回につき10秒−20秒
違反宣告3回につき15秒−30秒
違反宣告4回につき20秒−40秒
違反宣告1回につき10秒−15秒
違反宣告2回につき20秒−30秒
違反宣告3回につき40秒−60秒
違反宣告4回につき60秒−80秒
補足説明
< 3秒>用具の設置箇所違反、ヘルメットノストラップ違反、乗降車ライン違反
<15秒>進行妨害、バイクの設置箇所違反、トランジションエリア乗車違反
違反走行30秒でのアドバンテージ想定: 8秒 → タイムペナルティー適用例(15−30秒)
違反走行 1分(30秒×4回) :15秒 → タイムペナルティー適用例(30− 1分)
違反走行 2分 :30秒 → タイムペナルティー適用例(60− 2分)
状況例
判断例
第28条(ドラフティング規則)
補足説明
状況例
判断例