ピアノにはどんな手入れが必要なのでしょう
いつ? なぜ? だれが? どんな?

皆さんに出来る事

1.愛情をもって接すること(常日頃の皆さんの接しかたが月日と共にピアノに反映してきます)

2.ピアノを弾く前や弾き終わったら柔らかな布で鍵盤やそのまわりを軽く乾拭きましょ う(クシャミをしたらすぐに乾いた布で拭きとっておきましょう、)

3.週に一度、最低でも月に一度ピアノクリーナーで外装のお掃除をいたしましょう。 (そのとき鍵盤にはクリーナーを絶対に付けないで下さい、指が滑ったりして弾きにくくなったり、鍵盤がひび割れを起こす事もあります。)

ピアノは知らず知らずに空気中のホコリ:料理の油:タバコのヤニ:窒素酸化物そして手アカや手の油等が付着しています、放って置くと塗膜に浸透付着、又、酸化して拭いても落ちなくなる事が有ります。

4.
いつも部屋の温度と湿度は出来るだけ一定に保つ様にしましょう
、急激な温度、湿度 の変化は ピアノ本体や響板、アクション、他の木材の変化を促し音やタッチの狂いを早めたり、ピアノの寿命も短くします。
(めやすとしては皆さんが快適に過ごせる室温、湿度±10%)

5.最低でも半年〜年に一回調律師に家に来てもらう事。調律師に出来る事参照
注意
湿度には特に注意が必要です
湿度が高い時
■木材やフェルトが膨張してアクション部品や鍵盤等の摩擦係数が高くなり、各部の動きが悪くなりタッチが重く鈍くなったり、音が出にくくピアニッシモがぼけたりフォルテが出なかったり、音が狂う、ひどくなると音が出ない、鍵盤が戻って来ない、各部の接着部がはがれる等
(修理をすればかなりもとどうりに出来る)

湿度が低すぎる(乾燥)時
■木材やフェルト、各部品等が乾燥収縮し、ガタ付きが出てタッチが不安定になり、音が狂う、ひどくなるとひび割れや、調律しても保持出来ない、接着部のはがれ、時には響板の割れ、等
(致命傷になる事も有り、かなりな大修理を要する)

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