2003年11月24日

< よさくを走る >

 

桂浜に立ち、太平洋を望む坂本龍馬の像。 高いとこが好きな、もっちゃん、威勢良く駆け上がったのはいいけれど、降りるときは半ベソで真中辺りからジャンプー!。。
      

 

    

朝なのに暗いね、、      第31番札所 五台山 竹林寺

地図で見ると、竹林寺は宿から近くだと思って走った。でも浦戸湾(みませ見せましょ浦戸をあーけてー♪・・・ヨサコイ節)に面して、海抜150mの五台山、その山上にあって、結構時間かかった。もっちゃんに「アチコチ寄ってたら進めません。お寺参りは改めて出直してください!・・・」と言われてしまった。

そして、「さあどれで帰りましょ、195号線か“よさく”か?」と隊長に問われ、「そりゃ走ってない道がいいさ。」と“よさく”即ち439号線を選んだ。

いやはや、予想通りのすごい道。距離は60kmくらいか、、もうその間、緊張の連続。細い山道クネクネくねくね・・・ 地図で見ても、ほどいたばかりの毛糸のようにクリクリ曲がってる。小石や砂利や落ち葉がいっぱいだからオフロード状態。なんどもタイヤはズリッとすべり・・・  危ない危ない、、転倒したらガードレールもない崖の下だ!! 四国第二の高峰剣山の周りだから、谷は深い!!!

「よさくさんよ、おいらはもう二度と来ないよ・・、一度走れば充分サ・・」

 

「よさく」の代表峠“京柱峠”は眺望すこぶる良い所。ながーいおおきい自然石のテーブルで、やまなみを眺めながら、しし肉うどんと山菜うどん。おじさん、おいしかったよー

 

 

奥祖谷かずら橋 : 三好郡東祖谷山村名頃 

以前訪れた西祖谷かずら橋は、人がいっぱいで、立ち止まる事も出来なかったけれど、こちらは秘境の雰囲気があって良かった。 ロープを伝って対岸へわたる乗り物・野猿(やえん)にも乗って、谷を2往復。時間に余裕あればもっと何回も乗りたかったぞーー

バイクのところへ戻った頃から、雨模様。もう寄り道なしで家路につくのが良かろう。また長い坂道、深い谷を見ながら、ヘアピンカーブの連続、充分すぎるほどのスリルを味わいながら山を越え、あとは一気に藍住まで突っ走った。そこで解散。いよいよ激しくなる雨の中、神戸淡路鳴門自動車道をずぶ濡れになりながら走った。

カッパを着込み、ブーツを履いているのに、長時間激しい雨の中を走っていると、足も体も下着までびしょぬれ。それで高速を走るのだから、寒いのなんのって! 手はかじかむし、体はガタガタ震える。やむ雨なら雨宿りもしようが、どんどん激しくなる一方。

2度ほど暖を取るためにPAで、ホットコーヒーなど飲んだが、寒かった! しかし富士まで走った時の土砂降りよりはまだましか・・・
それでもねーー、風も強くて橋の上では横風でタイヤがずれるし、目の前雨で真っ白な上、カウルについた雨粒に対向車のライトが反射して、殆んど視界ゼロの状態。かろうじて数メートル見える車線で方向を確認しながらの走行。走りながら神に祈るしかない。

「神様、仏様、今おいらが死ぬ訳には参りませぬ。ばっさまが病院でおいらだけを頼りに待っとります。どうか無事に帰らせてください、お爺ちゃんも天国から守ってちょうだいヨ!!」

   今回の走行距離 : 927km